記事 中国高速鉄道の「夢」、米国企業が提携打ち切りで「無責任だ!」=中国報道

高速鉄道の輸出を推進する中国にとって、米国への輸出は悲願だったはずだ。米ラスベガスとロサンゼルスを結ぶ全長370キロメートルの高速鉄道建設に向け、米国企業と協業していた中国だったが、米企業のエクスプレスウエスト(XpressWest)社はこのほど、中国企業との提携を「打ち切る」と発表した。
中鉄国際集団との提携を打ち切った理由について、エクスプレスウエスト社は「中鉄国際集団の行動が遅いうえに、必要な承認を得ることに苦労しているため」としているが、中国メディアの新華社はこのほど、「一方的に提携を打ち切ることは、責任のある態度ではない」と批判する記事を掲載した。
記事は、中鉄国際集団とエクスプレスウエストは2015年9月に米ラスベガスとロサンゼルスを結ぶ高速鉄道計画のために提携したことを紹介し、「公式発表を行う場合は、必ず相手方の同意を得ることが提携内容に持ち込まれていたはずだ」と主張した。さらに、エクスプレスウエストが中鉄国際集団との提携打ち切りを発表したことは「一方的である」と強く批判したうえで、さらに中鉄国際集団の「事業を速やかに進める能力」について疑問を呈したことに対し、「承服できるものではない」と主張した。
また記事は、中鉄国際集団はエクスプレスウエストと提携して以降、「エクスプレスウエストによる各種要求に対して、我慢強く交渉を行ってきた」と主張し、中国側は一部の米国人が高速鉄道を建設したいという願いを理解し、支持してきたと主張。「提携における誠意とは、相手方の要求に無条件に応じることを指すものではない」と反論した。
エクスプレスウエストが提携打ち切りを発表したことに対し、「誠実さと信頼こそビジネスの基盤」であると主張し、エクスプレスウエストが一方的に提携を打ち切ったことは「自らの信用に傷をつける行為である」と主張した。
記事が指摘した「誠実さと信頼こそビジネスの基盤」というのは真実だ。だが、中国は鉄道インフラの輸出事業において、ベネズエラやフィリピンなどで中国の事業が頓挫しているように、必ずしも誠実な事業推進ができていないのは中国側も同様ではないのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Ping Han/123RF.COM)
高速鉄道の輸出を推進する中国にとって、米国への輸出は悲願だったはずだ。米ラスベガスとロサンゼルスを結ぶ全長370キロメートルの高速鉄道建設に向け、米国企業と協業していた中国だったが、米企業のエクスプレスウエスト(XpressWest)社はこのほど、中国企業との提携を「打ち切る」と発表した。(イメージ写真提供:(C)Ping Han/123RF.COM)
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2016-06-13 11:15