【本日注目の通貨ペア】ユーロ/米ドル:2016年末までの利上げ回数見通しは?

本日は米国の連邦公開市場委員会(FOMC)が声明および経済・金利見通しを発表し、イエレンFRB議長の定例記者会見が予定されている。
前回、3月のFOMCでは、2016年末までに2回の利上げという見通しを出した。その後、4月FOMCでは「世界経済と金融動向は引き続きリスクをもたらす」との文言を削除した事で6月利上げに含みを持たせ、さらにその後は5月にかけてFOMCメンバーからはタカ派寄りの発言が目立つようになっていた。しかし、6月に発表された米5月雇用統計が市場予想よりも大幅に弱い結果だった事で、一気に6月利上げ観測は立ち消え、一時は6割近く織り込まれていた7月利上げに関しても期待が大幅に後退した。
本日の焦点は、(1)「経済・金利見通し」において、2016年末までに何度利上げを行う見通しとするか、(2)声明文やイエレンFRB議長の会見において、米国経済の状況についてどのように見ているか、(3)声明や会見において、英国のEU離脱リスクについてどう語るか、などになる。
(1)については、市場のマインドが弱気に傾いている中で、利上げ回数を「年1回以下」に修正した場合はドル売りが強まるものと考えられる。一方、3月と同様に「年2回」の見通しを維持した場合はドルが反発しそうだ。(2)については前回に比べて弱気なものに修正されているかどうか、(3)については英国のEU離脱をどの程度悲観的に見ており、またEUを離脱した場合に米国の金融政策をどのように調整していくのか、そのスタンスについてがポイントだろう。(2)・(3)双方ともに、米利上げが後ずれするリスクを強く指摘する様子であれば、やはりドル売り圧力になると見られる一方、比較的楽観的な見通しが示されれば、市場は「想定よりもFRBの姿勢は強気」と受け止めて、ドル買いが強まる可能性がある。
ユーロ/ドルの場合、ドル売り優勢となれば1.13ドル付近まで一旦切り返す可能性がある。他方、ドル買いが強まった場合は5月30日安値1.10978ドルを目指して一段安となる事も想定しておくべきだろう。また、引き続き英国絡みの報道や思惑主導の動きも、ユーロ/ドルの波乱要因となる見通しで、合わせて要注意だ。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
本日は米国の連邦公開市場委員会(FOMC)が声明および経済・金利見通しを発表し、イエレンFRB議長の定例記者会見が予定されている。前回、3月のFOMCでは、2016年末までに2回の利上げという見通しを出した。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-06-15 17:15