【コラム】大卒外国人の採用に成功するポイント
2016年6月1日から大卒の就活(就職活動)が解禁となった。街には、リクルートスーツを着た若者が、汗を拭き吹き急ぎ足で歩く姿が目に付くようになった。その中には、日本に留学している大卒外国人の姿もある。求人難の中小企業では、大卒日本人の採用が難しいため、大卒外国人採用に積極的なところも見られる。中には、中国まで赴いて採用活動和しているところもある。そこで、中国人を含め大卒外国人を採用するポイントを示してみよう。
■まず就活を経験した大卒外国人の不満を知る
昨年末に経済産業省が実施した調査(大学や大学院を卒業し、日本企業で勤務経験のある外国人127人からのインターネット調査)によると、就職活動への不満についての回答で最も多かったのは「仕組みが分からない(33.1%)」で、次いで「入社後の仕事内容が明確に示されない(32.1%)」であった。このような不満は、日本人の大卒者には出てくることはまれであるため、企業側としては、なかなか理解できないかもしれない。大卒外国人を採用したいのであれば、こうした不満を把握し、それを解消させる採用法を考え実行することが大切である。
■自社の採用の仕組みを丁寧に説明する
「(採用の)仕組みが分からない」という不満に対しては、自社がどのよう仕組みで採用活動を行うのかについて、関係者が集まって決めることである。すなわち、どのような採用方針で臨むのか、どのような知識・技術を持った人を採るのか、採用活動のスケジュールをどうするのか、どのような媒体をつかってPRを行うのか、など基本的なことを決定する。決定した事項で、応募者に知らせるべき事項については、ホームページに載せたり、印刷物にして配布することである。特に、選考、内定、入社までのプロセスやスケジュールに関しては、できるだけ分かりやすく説明することが必要である。
■担当させる仕事の内容を明示する
「入社後の仕事内容が明確に示されない」という不満に対処するには、どうすべきであろうか? 日本人の大卒者であれば、入社してすぐ自分が学生時代に見につけた知識・技術を発揮できるとは思わないであろう。最初は、雑用をこなし経験を積んでから、培った知識・技術が活かせる仕事に就くのは、ごく自然のことだと考えている。しかし、大卒外国人は、そうした日本的な人材育成・活用法には馴染んでいない。そこで、このような日本的な方法を採るのであれば、その理由・根拠、メリットとデメリットなどについて、相手が納得できるように説明会や面接でよく説明することである。(執筆者:日本経営管理教育協会・宮本邦夫 編集担当:大平祥雲)(イメージ写真提供:日本経営管理教育協会。写真は就職解禁日に歩く就活生
2016年6月1日から大卒の就活(就職活動)が解禁となった。街には、リクルートスーツを着た若者が、汗を拭き吹き急ぎ足で歩く姿が目に付くようになった。その中には、日本に留学している大卒外国人の姿もある。(イメージ写真提供:日本経営管理教育協会。写真は就職解禁日に歩く就活生)
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2016-06-17 18:45