【本日注目の通貨ペア】トルコリラ/円:4回連続利下げに対する市場の判断は

 本日は、トルコ中銀(TCMB)が政策金利を発表する。英国の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票が2日後に迫る中、短期的にはトルコリラ相場への影響は小さいかもしれないが、長期的な視点では中央銀行の政策スタンスは重要な要素となり得るため注目しておきたい。  事前予想によると、3つの政策金利のうち翌日物貸出金利(上限金利)を9.50%から9.00%に引き下げると見られており、指標レポレート(7.50%)と翌日物借入金利(下限金利7.25%)はそれぞれ据置きが有力視されている。  翌日物貸出金利については4会合連続での引き下げが見込まれており、本来ならインフレ率が高止まりする中での利下げは著しい通貨安を招く恐れがある危険な行動だ。ただTCMBは前回の会合で、引き締めスタンスが望ましいとの見解を踏襲しつつ、「政策金利の簡素化に向けた措置」だと説明。エルドアン大統領らによる金融緩和圧力に屈しての利下げではなく、あくまでも3つの政策金利の幅を狭めるのが狙いである事を強調した事が功を奏してトルコリラは上昇した。  今回も、総裁が同様のスタンスを取るようなら、(翌日物貸出金利を引き下げても)中銀の独立性維持の観点からトルコリラの重石にはならない公算が大きい。ただし、足元ではトルコからの資金流出(投資資金引揚げ)への懸念が根強い事などから、中銀の独立性が維持されただけでは前回のようなリラ高を示現するには力不足だろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
本日は、トルコ中銀(TCMB)が政策金利を発表する。英国の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票が2日後に迫る中、短期的にはトルコリラ相場への影響は小さいかもしれないが、長期的な視点では中央銀行の政策スタンスは重要な要素となり得るため注目しておきたい。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-06-21 17:30