【為替本日の注目点】英国国民投票の結果が全て

 英国の国民投票を前に市場は様子見ムードが漂いドル円は小動き。104円台半ばを中心にもみ合う。  ユーロドルはややユーロの買い戻しが優勢となり1.13を挟んだ取引に。  株式市場は3日ぶりに反落。イエレン議長の議会証言にも反応はなく、英国の国民投票を前にポジション調整に終始。  ダウは48ドル下落し、ナスダック指数なども揃って反落。  債券相場は反発。米財務省はこの日3本の入札を実施し、好調だったことも買い安心感につながる。  金と原油はともに続落。 5月中古住宅販売件数   → 553万件 4月FHFA住宅価格指数 → +0.2% ドル/円104.35 ~ 104.77 ユーロ/ドル1.1269 ~ 1.1338 ユーロ/円117.82 ~ 119.04 NYダウ -48.90 → 17,780.83ドル GOLD  -2.50  → 1,270.00ドル WTI -0.72  →  49.13ドル 米10年国債 -0.021 → 1.685% 本日の注目イベント 独   独6月製造業PMI(速報値) 独   独6月サービス業PMI(速報値) 欧   ユーロ圏6月総合PMI(速報値) 欧   ユーロ圏6月製造業PMI(速報値) 欧   ユーロ圏6月サービス業PMI(速報値) 英   英国民投票 米   新規失業保険申請件数 米   5月景気先行指標総合指数 米   5月新築住宅販売件数 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演 米   FRB、ストレステストの結果発表  「英国民投票でEU残留支持48%、離脱42%-コムレス世論調査」、今朝のブルームバーグニュースはこのように伝えています。いよいよ本日は英国で国民投票が実施され、英国民にとっては、EUから離脱し独自の経済運営を目指し英国の新しい未来を描くのか、あるいはEUに留まり、欧州の一員として独仏などと伴に歩みを進めるのかを決断しなければならない「運命の日」です。  今朝は新聞、テレビでもこの話題で持ちきりです。英国がこれほど世界中の耳目を集めたことはこれまでにあったでしょうか。あのジョージ・ソロスがバンク・オブ・イングランドを負かした時でさえも、これほどの注目を集めなかったと記憶しています。筆者も、現役為替ディーラーとして、ポンドを売りまくっていた頃を思い起こします。  残留支持が優勢のようですが、他の調査機関では残留が51%で、離脱が49%との報道もあります。分かっていることは、依然としてその差は僅かで、態度を保留している票がどちらに流れるかで、どちらも過半数を獲得する可能性があるということです。結果が判明するまで、これから24時間以上も待たなければなりません。その間、様々な情報が飛び交うことになると思いますが、ここからあえて「国民投票に向けて」ポジションを取るのは危険です。  特に予想と異なった場合の「ストップロス」は、指定したレートで約定されないリスクが高いと思われ、想定以上の損出が発生する可能性もあります。ここは結果が出てからの出動でも遅くはないと考え、まずは「高見の見物」をお勧めします。  昨日もイエレン議長の議会証言がありましが注目度は低く、上記英国の後じんを拝しています。議長は前回の雇用統計で雇用者数が激減したことに触れ、これは一時的な現象であると指摘し、景気が回復すれば緩やかに利上げを行うと述べています。また利上げは、株価には必ずしもマイナスではないとの見方も示していました。さらにIMFのラガルド専務理事は、米国の緩やかな利上げの道筋を支持するとのコメントも発表しています。  昨日の為替市場は「残留支持」が優勢だったこともあり、ポンドが買い戻されてはいますが、取引はそれほど活発ではなく、「嵐の前の静けさ」といった状況でした。この状況は本日も続くと見られますが、国民投票に関するニュースが配信されるたびに、神経質な動きを見せるかもしれません。G7の通貨当局も臨戦態勢をしいており、場合によっては「協調介入で臨む」といった、強いメッセージを市場に送ってくる可能性もあります。 本日は国民投票に関する報道次第というところですが、104円~105円50銭程度を予想しています。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
英国の国民投票を前に市場は様子見ムードが漂いドル円は小動き。104円台半ばを中心にもみ合う。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-06-23 09:30