【本日注目の通貨ペア】ポンド/米ドル:31年ぶり安値でも下げ止まり感なし

 ポンド/ドルは、昨日のNY市場で一時1.3110ドル台まで下落して約31年ぶりの安値を更新した。英国の欧州連合(EU)離脱を受けて、ポンド安が継続。離脱決定後に、スコットランドの独立機運が再燃している事や、大手格付け会社が同国の格付けを相次いで引き下げた事もポンドの重石となっている。  そうした中、本日から明日にかけてEU首脳会議が開催され、英国離脱の対応を協議する。キャメロン英首相はEUとの離脱交渉を後任に委ねるつもりのようで、手続き開始のために必要な離脱通告を今会合では行わない事を明らかにしている。一方、独・仏・伊の主要3カ国は「直ちに離脱交渉に入るべき」との立場を明確化しており、英国が模索している離脱通告前の非公式交渉には応じない方針で一致している。EU側には、通告が先送りされる事で離脱交渉の開始時期が遅れると、加盟国内に動揺が広がり、反EU勢力が勢いづくという懸念があると見られる。  ある程度予想された事態とはいえ、離脱交渉の前段階にして早くも前途多難の見方が強まっており、そうした中ではポンドに下落圧力が掛かりやすい地合いが続きそうだ。ポンドのショート(売り持ち)ポジションが積み上がっているだけに、特に悪材料が出なければショートカバー(買戻し)の動きが強まる事も考えられるが、上値は限られるだろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
ポンド/ドルは、昨日のNY市場で一時1.3110ドル台まで下落して約31年ぶりの安値を更新した。英国の欧州連合(EU)離脱を受けて、ポンド安が継続。離脱決定後に、スコットランドの独立機運が再燃している事や、大手格付け会社が同国の格付けを相次いで引き下げた事もポンドの重石となっている。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-06-28 16:45