今週の為替相場見通し(2016年7月11日~)=為替王

イギリスEU離脱で暴落した後、為替は(瞬間的に1ドル=99円に突入する場面もありましたが)、 終値ベースでは、だいたい102円前後での推移が続いていました。波乱が終息に向かっているかとも思われましたが、先週、私は次のように気になる点を書きました。「正直に申し上げまして、(中略)反発力がとても弱々しいです。」「重要と考えられるのは、102円の水準。もし、今週キープできずに、円高方向に崩れるようなことがあれば、もう一段の円高が生じる。」
先週前半は粘りましたが、7月5日時点で、重要な水準を割り込み、円高へ。本来ならば、先週末までに、99円近辺にしっかり到達する可能性もあると見ていたのですが、おそらく、為替介入に対する警戒などもあってなかなか100円を割れそうで割れない展開でした。(※金曜夜に、本当に瞬間的ながら100円を割れて、99.9円台をつけました。)
さて、今週の見通しについて。チャート分析の観点では、先週の円高シグナル点灯から特に大きな変化はないので、やはり、1ドル=99円近辺との予想を維持したいです。問題は、為替介入や、日銀の緊急追加緩和など。日銀の会合スケジュールは次回7月28~29日にあるので、よほど大きなショックでもない限り、わざわざ緊急会合を開く可能性は低いと思われます。為替介入については、おそらく協調介入するための先進各国との合意は現時点で、とれていないと思われます。各国それぞれ問題を抱えるなかで、日本を助けてあげるために、円高阻止の協調介入をするのは、難しいでしょう。あるとすれば、アメリカなどに黙認してもらったうえでの、日本の単独介入。日本当局も、100円を割れて99円になったら、為替介入するというような安直な考え方はしないと思いますが、98円、97円、96円とずるずる円高が進む状況なら、介入の可能性は高まるかなと思います。ただ、そもそも、チャート分析の観点では99円近辺が円高ターゲットなので、為替介入なしで、今回の(6月以降の)急速な円高局面は、一旦底打ちしてしばらく反発局面に入るシナリオを今のところイメージしています。(執筆者:為替王)
イギリスEU離脱で暴落した後、為替は(瞬間的に1ドル=99円に突入する場面もありましたが)、 終値ベースでは、だいたい102円前後での推移が続いていました。
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2016-07-11 07:00