【本日注目の通貨ペア】ポンド/円:カーニー総裁講演に注目

 ポンド/円は、安倍政権の大型経済対策への期待に加え、欧州連合(EU)との離脱交渉で陣頭指揮を取る次期英首相が事実上決定した事によって円売り・ポンド買いが活発化しており、本日の東京市場では135.40円台まで上値を伸ばす場面があった。6日に付けた約3年8カ月ぶり安値(128.737円)から5%超反発しており、底抜けの不安はひとまず後退したように見える。世界的に株価が上昇基調にある中、目先的には月初来の高値水準である137円台後半まで上昇してもおかしくなさそうだ。  そうした中、本日のポンド/円相場のカギを握るのはカーニー英中銀(BOE)総裁の講演だろう。総裁は先日の講演で、EU離脱による英景気の落ち込みを支えるために「夏場の金融緩和が必要になる」との見解を示しており、今回も同様の発言を行えば再びポンド売りが強まる可能性はある。ただ、市場は既に来週14日の金融政策委員会(MPC)での利下げ(0.50%から0.25%へ)を5割以上織り込んでおり、一部エコノミストの中には量的緩和の拡大を見込む向きさえいる。仮に本日の講演で緩和への言及がなければ、ポンド買いの反応が強く出そうだ。そもそもカーニーBOE総裁は、金融政策に関する発言に一貫性がない事で有名だ。金融緩和の追撃発言を期待するのは危険かもしれない。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
ポンド/円は、安倍政権の大型経済対策への期待に加え、欧州連合(EU)との離脱交渉で陣頭指揮を取る次期英首相が事実上決定した事によって円売り・ポンド買いが活発化しており、本日の東京市場では135.40円台まで上値を伸ばす場面があった。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-07-12 17:15