【本日注目の通貨ペア】ポンド/円:緩和見送りでもポンド高は限定的か

本日は、英中銀(BOE)金融政策委員会(MPC)が、政策決定内容と議事録を発表する。英国が欧州連合(EU)離脱を決めてから初めての会合であり、市場の関心を集めている。
英国ではEU離脱決定後に、商業用不動産ファンドの解約停止が相次いだほか、大手格付け会社が同国の格付け見通しを引き下げるなど、早くも経済面に悪影響が出始めている。カーニーBOE総裁が「夏の間に何らかの金融緩和が必要になる公算」との見解を示した事もあって、市場は今回のMPCでの利下げ(0.50%から0.25%へ)を見込んでいる。
現地エコノミスト54人の予想は、利下げ30人(0.25%以上の利下げ予想も含む)に対して据置き24人と割れており、利下げが確実視されている訳ではないが、それでも今回のMPCにおけるポンドの反発リスクは小さいと見る。もしMPCの決定が現状維持だった場合は一時的にポンド高に振れようが、議事録で緩和の議論があった事が確認できれば、市場は次回8月MPC(インフレ報告の発表と総裁会見が予めセットされている)での利下げを織り込みに動くと見られ、ポンド買いは長続きしない公算が大きい。
EU離脱による英経済の先行き不透明感が強い中で、将来的にはBOEが利下げに留まらず量的緩和の拡大に動くとの見方は根強い。それだけにポンドの先安感も根強いと見られ、足元で一時140円台を回復したポンド/円の上値余地はそれほど大きくないと見るべきだろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
本日は、英中銀(BOE)金融政策委員会(MPC)が、政策決定内容と議事録を発表する。英国が欧州連合(EU)離脱を決めてから初めての会合であり、市場の関心を集めている。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-07-14 17:30