【本日注目の通貨ペア】トルコリラ/円:クーデター騒動が金融政策に及ぼす影響は?

本日は、トルコ中銀が政策金利発表を行う。15日に起きたクーデター未遂事件が同国の金融政策にどのような影響を及ぼすのか気になるところだろう。市場では、主要政策金利である1週間物レポレート(7.50%)を引き下げるとの見方は少なく、改革の一環として上限金利である翌日物貸出金利(9.00%)を引き下げるに留めるとの見方が優勢だ。景気悪化リスクに備えて政策金利の引き下げに動けば、国外への資金流出が加速する恐れもあるため、トルコ中銀としては慎重に判断せざるを得ないところであろう。
ただ、今回のクーデター未遂事件によってエルドアン大統領がますます強権政治に傾斜するとの見方は根強く、そうした見方がトルコ中銀への利下げ圧力となる可能性も捨てきれない。そもそも大統領は、従来から中銀に利下げを要求し続けてきた。中銀はそれを、翌日物貸出金利の引き下げでかわしてきたという面もある。今回ばかりは、チェティンカヤ総裁が大統領の意向を汲んだとしても不思議ではなさそうだ。
もし、トルコ中銀が予想外の1週間物レポレートの引き下げに動けばトルコリラは比較的大きく下落する公算が大きい。一方で、仮に翌日物貸出金利の引き下げに留めても、クーデター未遂事件後の政治的・経済的な不透明感を考慮すれば、トルコリラの上値は限定的だろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
本日は、トルコ中銀が政策金利発表を行う。15日に起きたクーデター未遂事件が同国の金融政策にどのような影響を及ぼすのか気になるところだろう。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-07-19 18:30