今週の為替相場見通し(2016年8月8日~)=為替王

先週号の為替相場見通しの記事において「1ドル=101円近辺が下値メド」「このまますぐ100円割れという展開にはなりにくい」などと書きました通り、先週の円高は1ドル=101円前後でピタッと止まって反発しました。FXトレード戦術としましては、(下落する場面で買い向かうのは怖さもありますが、しかし、今年はすでに大幅に円高が進んでいることもあり)、先週は、ターゲットの101円を下回る水準、すなわち100円台で買って、ターゲット以上(101.0円以上)へ戻ったら売るという、超短期トレード戦術もよかったと思います(結果論ではなくて、今後もこのような戦術が使える場面がまたあると思います)。
さて、今週の見通しについて。とりあえず円高ターゲット(101円前後)に到達し、先週末は、102円近くまで反発しました。ターゲット到達後には、このように、反発したり、保ち合ったりの動きがよく見られます。今週もこのような動きが続くことがメインシナリオとして考えられます。一方で、これから夏季休暇をとる人が増える時期に入り、為替の取引量が減り、もしも何らかの悪いニュースが出て、米ドル円が急落した場合。一応、そんなリスクシナリオもちょっと想定しておきたいのですが、下方の重要なサポート水準は100円台後半~101円あたり。比較的しっかりしたサポート水準なので、多少の悪いニュースがあってもそのサポート水準を突き抜けて下落することはないと思いますが、万が一、重要サポート水準(100円台後半~101円)を割り込んだ場合。その先はやや空白地帯となっているため、一気に97円~96円へと円高が拡大する可能性も、一応、考えられます。あくまでも今回は101円前後で下支えされて反発したり保ち合いに入るというのがメインシナリオですが、これからの時期は去年夏のいやなイメージもあり、確率は相当低めですが、上記のようなリスクシナリオもちょっと頭に入れておきたいといったところではないかと思います。
トルコリラ円は、先週末、ドル円の反発に引っ張られる形で1リラ=34円近くまで戻りました。これまで厳しい状況が続いており、多額のトルコリラを保有している方は、精神的にもかなり疲れてきたのではないかと思います。ただ現状は、さらなる大暴落というのは考えにくく、この夏また一段と円高が進んだとしても、1リラ=32円あたりが下値メドになるとの見方を維持します。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)
先週号において「1ドル=101円近辺が下値メド」「このまますぐ100円割れという展開にはなりにくい」などと書きました通り、先週の円高は1ドル=101円前後でピタッと止まって反発しました。(イメージ写真提供:123RF)
economic
2016-08-08 10:30