【本日注目の通貨ペア】カナダドル/円:原油が戻り売りなら再度77円割れも

 カナダドル/円は、NY原油先物が軟調な中で、7月下旬から売り優勢となっていたが、8月3日に76.758円の安値を付けた後は小戻した。先週5日のカナダ7月雇用統計が市場予想よりも大幅に弱い結果だった事から再び失速したが、77円を割り込んだところでは買い戻されており、76円台後半の水準では底堅い様子も見られている。  ただし、カナダに関しては利下げ観測が高まってきており、5日のカナダ雇用統計を受けて、金利スワップ市場における年内の利下げの織り込み度合いが3割強まで上昇した。カナダの指標に弱いものが続けば続くほど、この織り込み度合いは高まり、カナダ売りの手掛かりにされるものと考えられる。また、原油価格は供給過剰懸念が非常に強い。米国関連だけでも、先週3日に発表された米エネルギー情報局(EIA)の原油在庫は減少予想に対して増加し、5日に米石油サービス大手ベーカー・ヒューズがリグ稼働数の6週間連続増加を発表した点など、原油相場には逆風が吹いている。7月に下落し続けた反動などから先週後半は小戻したが、再度失速する可能性は強く意識され、産油国カナダにとっては重石と言えるだろう。  本日アジア市場中のカナダドルは材料に乏しい中で小じっかりとなっているが、上記のような理由から下向きの圧力の方が強く、原油安などのきっかけ次第で軟化する可能性が高い。これまでは買い支えられていた76円台後半でも下げ止まらなければ、6月24日安値75.983円まで下値目途が切り下るだろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
カナダドル/円は、NY原油先物が軟調な中で、7月下旬から売り優勢となっていたが、8月3日に76.758円の安値を付けた後は小戻した。先週5日のカナダ7月雇用統計が市場予想よりも大幅に弱い結果だった事から再び失速したが、77円を割り込んだところでは買い戻されており、76円台後半の水準では底堅い様子も見られている。(イメージ写真提供:123RF)
economic,gaitamedotcom,fxExchange
2016-08-08 16:30