【為替本日の注目点】ドル円100円台半ば

米長期金利が上昇したことでドル円は買われたが、100円台半ばで上昇は止まる。100円以下が底堅いものの、まだ方向感は見えない。ユーロドルは小幅に反落。1.1245まで売られ、この日は終始1.12台でもみ合う。株式市場も反落。イエレン議長の講演を控え小動き。ダウは65ドル下げ、他の株価指数も反落。債券相場は下落。5年債入札は好調だったものの、利上げ見通しが依然として不透明なことで長期債は売られた。金は大幅に続落し約1カ月ぶりに1330ドル台を割り込む。原油価格は在庫が予想外に増加していたことで大幅に下落。
6月FHFA住宅価格指数 → +0.2%
7月中古住宅販売件数 → 539万件
ドル/円100.17 ~ 100.61
ユーロ/ドル1.1245 ~ 1.1271
ユーロ/円112.86 ~ 113.25
NYダウ -65.82 → 18,481.48ドル
GOLD -16.40 → 1,329.70ドル
WTI -1.33 → 46.77ドル
米10年国債 +0.015 → 1.561%
本日の注目イベント
米 新規失業保険申請件数
米 7月耐久財受注
ドル円は100円台で推移し、米長期金利の上昇を好感し100円61銭までドル高が進んだものの、そこからは小幅に反落しNYでの取引を終えています。中古住宅販売件数は前月比3.2%減少していましたが、相場への影響はなく、いよいよ明日のジャクソンホールでのイエレン議長の講演待ちです。
今朝のブルームバーグは、イエレン議長の講演で、もしサプライズがあった場合に最も値動きが大きくなるのは円とポンドとNZドルだとの大手米銀の調査結果を紹介しています。これらの通貨は過去3カ月において、米国とそれぞれの国の間の2年債利回りの差の変化に最も敏感に反応しているとのことです。
今月に入ってからは利上げの時期を巡って、要人発言のたびに相場が上下したものの、結局どちらにも抜け切れずにもみ合いが続いています。そのため、トレンドフォローを基本にポジションメイクしても機能していません。結局上で買ってしまい、下で売ってしまうことになります。ここはむしろレンジと割りきり100円近辺で買い、100円台半ばから101円近辺で手放すという手法が効果的です。ただし、これは本日までで、明日のイエレン講演からはそうは行きません。
上で述べているように、発言内容によっては上下どちらにも大きく値を飛ばす可能性があるからです。利上げ観測にブレーキをかけるような内容ならドル円は100円を大きく割り込むことも考えられます。一方で、労働市場や住宅市場の強さを前面に、利上げを引き寄せる内容なら102円に向かうことも予想されます。市場のエネルギーも相当溜まっていると思われ、この局面では「順張り」が機能するはずです。それでも、上値ではドル売りが待ち構えていると思われ、どこまで上昇できるかが焦点です。利上げに前向きな内容でドルが上昇したケースでは、深追いは避けたいところです。
本日は引き続き緩慢な動きになろうかと思いますが、予想レンジは100円~101円程度と見ています。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
米長期金利が上昇したことでドル円は買われたが、100円台半ばで上昇は止まる。100円以下が底堅いものの、まだ方向感は見えない。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-08-25 09:30