【為替本日の注目点】イエレン議長講演今夜23時

ドル円は本日のイエレン議長講演を控え極端に小動き。NY市場での値幅は17銭程度に留まり、110円台半ばから動かず。ユーロドルも同様に1.12台後半で推移し、値動きは見られず。株式市場は揃って続落。利上げに対する不透明感が上値を抑える格好となり、ヘルスケア関連銘柄が売られた。ダウは33ドル下落。
債券相場も続落。イエレン議長講演を控えていることに加え、7年債入札も低調だった。長期金利は1.57%台に上昇。金は続落し、原油は小幅に反発。
新規失業保険申請件数 → 26.1万件
7月耐久財受注 → +4.4%
ドル/円100.45 ~ 100.62
ユーロ/ドル1.1271 ~ 1.1298
ユーロ/円113.34 ~ 113.58
NYダウ -33.07 → 18,448.41ドル
GOLD -5.10 → 1,324.60ドル
WTI +0.56 → 47.33ドル
米10年国債 +0.012 → 1.573%
本日の注目イベント
欧 ユーロ圏7月マネーサプライ
英 英4-6月期GDP(改定値)
日 7月消費者物価指数
米 4-6月GDP(改定値)
米 8月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
米 イエレン議長講演
為替相場は完全に膠着状態となり、市場では実需だけが売買されている状況になっていると思われます。そんな「固定相場」のような状況も、今夜からは一変すると思われます。ジャクソンホールでのシンポジウムは前日までそのタイムスケジュールは公表されないと聞いています。いよいよ今晩から始まるということで、注目のイエレン議長の講演は現地時間午前8時(日本時間今夜11時)から行われることが判明しました。9月利上げに言及するのかどうか、あるいは9月がないとしても年内の利上げの可能性について言及があるのかどうかが注目されます。
これまでFOMCメンバーの多くが利上げに前向きな発言を繰り返してきましたが、昨日も二人の連銀総裁が意見を述べています。カンザスシティー連銀のジョージ総裁はブルームバーグとのインタビューで、米経済は完全雇用に近づいておりインフレは当局の目標に向って上昇しているとし、利上げは正当化されると改めて表明しました。(ブルームバーグ)
またダラス連銀のカプラン総裁は、経済専門局CNBテレビのインタビューで、追加利上げへの「根拠は強まりつつある」と述べています。このように、多くのFOMCメンバーは揃って利上げに前向きな発言をしており、見方によっては、これは「統一された見解」と見ることもできそうです。市場に対する一種の「フォワード・ガイダンス」と取れば、この一連の発言も理解できそうです。また利上げに対する悲観的な市場の見方を修正する意味も含まれている可能性があります。そう考えた場合、今夜のイエレン議長の発言内容も、これら一連の発言に追随するものと予想することができそうです。特にイエレン議長に近いとされるダドリーNY連銀総裁の発言は象徴的です。イエレン議長も好調な住宅市場や労働市場が米景気を支えるとし、前向きな発言をする可能性が高いと見ていますが、どうでしょうか。
チャートを見ると、「日足」のMACDは既にゴールデンクロスを見せており、これは1カ月半ぶりのサインになります。まだ「マイナス圏」にいるため本格的な上昇は見込めませんが、「1時間足」では「プラス圏」入りをしています。上値のメドとしては101円10銭前後(4時間足120日線)と、102円80銭前後(同200日線」があり、その上では、「日足」の雲の下限である103円65銭あたりということになります。もしドルが売られた場合は、99円台半ばが最初のサポートで、その下は99円前後というところでしょう。仮に99円を割り込むようなら、そこは未体験のゾーンということで下落に拍車がかかることも考えられます。ということで本日の予想レンジは非常に難しく、イエレン議長の講演内容次第ということです。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
ドル円は本日のイエレン議長講演を控え極端に小動き。NY市場での値幅は17銭程度に留まり、110円台半ばから動かず。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-08-26 09:45