【為替本日の注目点】ドル円104円台から反落

NY市場が休場のためドル円は小動き。103円台前半での動きに終始し、取引も関さん。ユーロドルも1.11台前半から半ばで推移し、値動きも小幅。
ドル/円103.15 ~ 103.49
ユーロ/ドル1.1139 ~ 1.1154
ユーロ/円115.12 ~ 115.37
NYダウ ------ → 18,491.60
GOLD ------ → 1,326.70
WTI ------ → 44.44
米10年国債 ------ → 1.602%
本日の注目イベント
豪 RBA、キャッシュターゲット
欧 ユーロ圏4-6月期GDP(確定値)
米 8月労働市場情勢指数(LMCI)
米 8月ISM非製造業景況指数
米 ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演
NY市場がレーバーデーのため、さすがに為替も動きません。ドル円は、昨日の朝方は先週末のNY市場のドル高を引継ぎ、104円台後半での推移でしたが、その後はほぼ103円台での取引に終始しました。東京市場では、約1カ月ぶりの104円台ということもあり、輸出企業からのドル売り注文も多く持ち込まれ、それがドルの上値を抑えたものと思われます。ロンドン市場では欧州の主要株価が下落したことで、ドル円は103円15銭まで売られる場面がありました。
順調に反発してきたドル円ですが、さすがに104円台では105円の壁が意識され一段の上昇とはならず、一服といったところです。輸出企業も、トヨタ自動車などは社内レートを100円に下方修正したところもあり、足元の水準なら利益を確保できることからドル売りを持ち込んだと考えられます。
また、昨日都内で行われた黒田総裁の講演内容にもドル売りで反応しました。市場では今月20-21日に開催される日銀金融会合に対する期待が徐々に高まっており、昨日の黒田総裁の発言にも、追加緩和を示唆する言葉があるのではないかといった思惑もありました。総裁は、「量、質、金利の部分で拡大は十分可能」と述べたものの、具体的な措置への言及がなかったことで、市場はドル売りに動いたものと見られます。総裁は「必要であればちゅうちょすべきではない」と、これまでの発言を繰り返しただけでした。
NYではレーバーデーのため、原油市場は休場でしたがWTI先物市場では、ロシアとサウジアラビアが原油市場の安定化で協力する意向を表明したことから上昇し、一時は46ドル台まで買われました。その後はサウジのエネルギー相が、現時点では増産凍結の必要はないと発言したことで45ドル台まで反落しています。(ブルームバーグ)
今週のレンジは102-105円台くらいと見ていますが、今のところ104円台が徐々に重くなりつつあります。急速に高まった9月の利上げ観測も、先週末の雇用統計を受けやや沈静化しています。104円台から約1円、円が買われたのも、そのあたりを示唆しているとも言えます。
本日は102円80銭~103円80銭程度を予想しています。重要なことは、このまま103円を割り込み、ずるずる下げるようだと、昨日の本欄で述べたように「4度目の雲抜け」も失敗に終わってしまうことです。ドル円はここで踏みとどまれるかどうか、正念場です。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
NY市場が休場のためドル円は小動き。103円台前半での動きに終始し、取引も関さん。ユーロドルも1.11台前半から半ばで推移し、値動きも小幅。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-09-06 09:15