【本日注目の通貨ペア】米ドル/円:日米同日の金融政策発表に向けて思惑が交錯

 足元の為替市場において最もホットな通貨ペアはドル/円だろう。日銀金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)による日米同日の金融政策発表に注目が集まっており、それぞれの金融政策を巡って思惑が交錯しているためだ。日銀は追加緩和を模索しているが、21日にカードを切るか否かは不透明であり、米FOMCは利上げを視野に入れているが同じく21日に動けるか否かは不透明な状況だ。  チャート面でも重要な節目に差し掛かっている。年初来のドル/円相場は、三度に渡り75日移動平均線に上値を阻まれて失速しており、足元では今年四度目の上抜けに挑戦中だ。ただ、昨日は黒田日銀総裁の講演に9月緩和に対する強い示唆がなかったとして反落。本日、やや持ち直したところに浜田内閣官房参与の発言(「日銀は米FOMC決定前の追加緩和は控えるべきだ」)が飛び出して75日移動平均線(執筆時104.029円)を回復できずにいる。今回も同線の上抜けに失敗すれば102円台以下への反落が濃厚となる一方、もし強い抵抗を突破できれば上昇に弾みが付いて105円台以上の回復を試す展開へと発展し得る。  そうした中、6日のNY市場では米8月ISM非製造業景況指数が注目を集めそうだ。1日に発表済みの同製造業景況指数が弱く、2日の米8月雇用統計が決め手を欠いただけに、本日の結果が重要となるだろう。ここまで米国の景気拡大を牽引してきた非製造業部門がさらに勢いを増すか否かが9月利上げ観測のカギを握ると見られ、その結果に応じてドルが変動する事になりそうだ。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
足元の為替市場において最もホットな通貨ペアはドル/円だろう。(イメージ写真提供:123RF)
economic,gaitamedotcom,fxExchange
2016-09-06 18:15