今週の為替相場見通し(2016年9月12日~)=為替王

 先週金曜日は、海外で株価が急落するなど波乱がありましたが(アメリカNYダウ株価は前日比約400ドルも急落)、 為替相場は比較的安定しています。経済要因的な解釈としましては、アメリカが早期に利上げするのではないかとの観測が浮上し、株価(アメリカ株)は「利上げ→景気に冷や水→株安」との思惑から値下がりした一方、為替(ドル)は単純に「利上げ→ドル買い」との思惑から逆に少し値上がりしました。テクニカル分析的な見方としましては、まず、ドル円の現状認識については、これまでと特に変化はありません。8月に円高トレンドが一旦底打ちして、(長期トレンドはともかく)、短期トレンドは反転。9月上旬に円安メド(103円台後半~104円)に到達したことにより、円安の勢いが止まって、反落。ただ、その反落は、短期トレンドが再び下向きに転換するには至っていない状況。との認識です。  今週の重要なポイント。上方向はやはりどうしても、今月上旬につけた高値圏(103円台後半~104円)あたりでは上値を抑制されやすくなると考えられます。一方、下方向は先週の反落時の安値圏。すなわち101円台がポイントになります。その水準では下支えされやすいと考えられますが、もしも、101円台(もっと細かくいえば101円台後半)を割り込むような展開になりますと、先月下旬以降の短期的な円安トレンドが完全に終わって、また100円割れが注目されるような状況へ向かうことが想定されます。  ユーロ円なども、現状、8月に底打ちしてから短期的な上向きのトレンドは現状、特に崩れておらず継続中との見方になります。ただこのユーロ円についても、先月下旬から「ユーロ円も最大で116円近辺あたりまでなら戻る」と書いておりましたように、当初の円安メドに到達して反落した形になっており、今週も、上方向はその116円近辺では上値を抑えられやすくなりそうです。逆に、下方向は114円台が下支えされるポイントになります。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)
先週金曜日は、海外で株価が急落するなど波乱がありましたが(アメリカNYダウ株価は前日比約400ドルも急落)、 為替相場は比較的安定しています。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-09-12 07:00