【為替本日の注目点】日米金融会合待ち

ドル円は日米の金融政策会合を控え小動き。引けにかけて株価が軟調だったこともあり、101円台半ばから後半で推移。ユーロドルは下落。1.12を割り込み、1.1162まで売られる。ユーロ円も113円台半ばまで下落し、ユーロの弱さが顕著に。株式市場は3主要指標とも揃って小幅安。利上げを巡る不透明さが残り、朝方は上昇していたもののダウは3ドル安で引ける。債券相場は小幅安となり、長期金利は1.71%台にやや上昇。金は反発。一時は43ドルを割り込んだ原油は小幅に反発。
9月NAHB住宅市場指数 → 65
ドル/円101.58 ~ 101.92
ユーロ/ドル1.1162 ~ 1.1198
ユーロ/円113.56 ~ 113.94
NYダウ -3.63 → 18,120.17
GOLD +7.60 → 1,317.80
WTI +0.27 → 43.30
米10年国債 +0.019 → 1.712%
本日の注目イベント
豪 RBA議事録
日 日銀金融政策決定会合(21日まで)
独 独8月生産者物価指数
米 8月住宅着工件数
米 8月建設許可件数
米 FOMC(21日まで)
本日から日米で金融決定会合が開催され、明日にはその内容が発表されます。そのため、ドル円は上値が徐々に重くはなっているものの、101円台で推移しています。NYでは、利上げはないという見方が優勢ではあるものの、不透明感が払拭できず株価は軟調となり、債券も小幅に売られています。明日の昼前後には日銀の決定内容が明らかになり、翌日の朝方にはFOMCの政策内容も明らかになります
日米の中銀会合が同日に行われることは、これまでにはなかったと思われます。今年から日銀の決定会合が年8回に変更されたことで、今後は同日開催もあろうかと思いますが、時差の関係で日銀の方が先に発表されることになります。今回のFOMC結果発表は22日の朝方3時ということになり、ちょうど日本の祝日にあたります。そのため場合によっては相場が乱高下することも予想され、ポジジョンの管理には十分注意が必要です。
今回の日銀会合では「総括的な検証」が行われることになっており、市場は、日銀がこれまでの政策をどのように総括し、今後の政策をどのように変更するのかに注目しています。国債購入額の増額やマイナス金利の深堀など、追加緩和を拡大させるのではないかと予想していますが、大手の金融機関では「政策変更は見送り」と予想しているところも多くあり、今回は予想が分かれています。それでも足元の雰囲気は、追加緩和を拡大するようだと市場にはやや「サプライズ」と受けとめられそうです。またFOMCで利上げが決定されたら、こちらは大きな「サプライズ」になります。
問題は市場の反応が読みにくいという点です。日銀が政策変更を見送った場合は、やはりドルが売られ、株価も下がると見られますが、それでも100円台を維持できるのかどうか。100円前後はこれまでにも何度か試していますが、全て反発しており非常に重要なサポートとして機能しています。それだけに、一旦大きく割り込むと、レンジが下抜けしたことになり、新しいレンジを形成する動きにつながる可能性があります。特に海外市場に入るとその傾向が強いように思えます。
一方、もし追加緩和の拡大を決めた場合には、ドル円が反発し、日本株は素直に上昇すると予想されます。ドル円は105円を目指すことになりそうですが、105円台は7月末を最後に約2カ月間、届いていない水準です。仮に緩和拡大でドルが買われても、この水準を抜けきれないようだと100-105円のレンジは意外に長く続くかもしれません。明日の昼までにはまだ1日あります。ポジション調整が盛んになるかもしれません。予想レンジは101円30銭~102円30銭程度とみています。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
ドル円は日米の金融政策会合を控え小動き。引けにかけて株価が軟調だったこともあり、101円台半ばから後半で推移。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-09-20 09:15