【為替本日の注目点】日米で金融政策発表

本日の日米中銀会合を控え積極的な取引は見られず、ドル円は101円台半ばから後半で推移。ユーロドルも前日と同水準で推移。1.11台半ばを中心に40ポイント程度の値幅に終始。株式市場は小幅な動きながらも上昇。ダウは9ドル上昇したが、エルギー株は続落。
債券相場は反発。世界的な低金利の影響から買いを集める。長期金利は1.68%台に低下。金は続伸し、原油価格も小幅に続伸。
8月住宅着工件数 → 114.2万件
8月建設許可件数 → 113.9万件
ドル/円101.62 ~ 101.90
ユーロ/ドル1.1150 ~ 1.1187
ユーロ/円113.41 ~ 113.99
NYダウ +9.79 → 18,129.96
GOLD +0.40 → 1,318.20
WTI +0.14 → 43.44
米10年国債 -0.023 → 1.689%
本日の注目イベント
日 8月貿易収支
日 日銀金融政策決定会合
日 黒田日銀総裁記者会見
米 FOMC 政策金利発表
米 イエレン議長記者会見
いよいよ本日、日米中央銀行の金融政策が明らかになります。市場にはマイナス金利の拡大と国債の購入枠の増額、さらに超長期債の購入は控え、イールドカーブのスティープ化を図るのではないかとの予想があります。また現在2017年度中となっている2%の物価目標を、2%を維持しながらも達成時期にはこだわらないとの声明を行うのではないかとも予想されています。
一方で海外からは日銀の切り札がもう残っていない状況から、ゲームの「終わり」に近づいているのではないかとの見方もあります。(ブル-ムバーグ)いずれにしても、昼前後には結果が発表されることになっていますが、読めないのは市場の反応です。政策変更見送りが決まれば、ドルが売られ、株価も下落するものと思われますが、その際どこまで追随すべきなのか、判断に迷うところです。もちろん、市場予想よりも大胆な緩和策が発表されれば素直にドルと株価が上昇するはずですが、これもどこまで上昇するのか見極めが難しい状況です。
また、もう一つの材料であるFOMCの結果は明日未明の3時に発表されますが、日米の政策結果を反映して両市場でのセンチメントが全く異なってくることも予想されます。日銀が追加緩和に動きドルが買われても、FOMCでは利上げが見送られ、ドルが売られるといった具合です。その反対も考えられますが、FOMCで利上げが決定されたら、これは「ビッグ・サプライズ」でしょう。その可能性は極めて低いと考えられますが、利上げを予想する向きもあります。
ブルームバーグによると、米プライマリーディーラーであるBNPパリバとバークレイズは本日のFOMC会合で利上げもあると予想しているようです。多くの市場参加者が利上げはなしと予想している中、利上げの理由を「予想以上の長期にわたり金融政策を据え置いてきたFOMCの引き締め意図を、市場はあまりに軽視している」と指摘しています。金利先物が示す利上げの確率は20%程度であり、果たして「逆張り」が成功するのかどうか、明日の朝には判明します。
市場の見方は、仮にドルに好材料の結果が出ても、ドルの上昇は限定的だという意見が多いことは意識しておくべきでしょう。個人的にも、よほどのサプライズがなければ105円を試す展開は予想しにくいと考えています。本日のレンジは日米金融会合で相場が荒れると予想して、100-104円程度の値幅を予想します。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
本日の日米中銀会合を控え積極的な取引は見られず、ドル円は101円台半ばから後半で推移。ユーロドルも前日と同水準で推移。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-09-21 09:45