【為替本日の注目点】ドル円101円を挟んでもみ合い

 ドル円は101円を挟んでもみ合い。ドル買戻しが優勢だったが、株価と原油価格の下落に上値は重い展開。ユーロドルは1.12台前半で動意が見られず。株式市場は大幅に反落。原油価格の下げが大きく、エネルギー株を中心に大幅安。ダウは131ドル下げ、他の主要指数も揃って反落。  債券相場は変わらず。長期金利は1.61%台で横ばい。金は小幅に反落。原油価格は産油国間の生産調整が難航するとの見方から売られる。前日比1ドル84セント下げ、44ドル台半ばへ。 ドル/円100.71 ~ 101.17 ユーロ/ドル1.1202 ~ 1.1240 ユーロ/円113.00 ~ 113.62 NYダウ -131.61 → 18,261.45ドル GOLD  -3.00 → 1,341.70ドル WTI  -1.84 → 44.48ドル 米10年国債 ±0 → 1.618% 本日の注目イベント  日   景気動向指数  独   独9月IFO景況指数  欧 ドラギ・ECB総裁、欧州議会で証言  欧   IAEA年次総会(ウィーン)  欧   国際エネルギーフォーラム  米   8月新築住宅販売件数  米   カプラン・ダラス連銀総裁講演  日米の金融会合が終り、100-105円のレンジがどちらかに抜けるのではとの期待もあったが、結局抜けきれず、先週も100円10銭辺りまでドルが売られたあとは小幅に反発しています。米国の利上げが見送られたことで、米国債が買われ、金利が低下したことでドルが売られたものの、100円台は維持しています。利上げの見送りは株価にプラスに働き、株価の上昇が「リスクオン」につながることからドルをサポートしており、100円台前半がサポートされている一つの理由になっていると見られます。  今回のFOMCでは3名のメンバーが利上げ見送りに反対していますが、その一人である、ボストン連銀のローゼングレン総裁は23日の講演でも「緩やかで段階的な引き締めを今開始すべきだと考えている。今それをしなければ回復の期間の長さや持続性をより大きなリスクにさらすと懸念するからだ」と、改めて指摘しています。  重要なイベントが終り、やや材料難といえますが、それでも本日、米国では大統領候補のクリントン氏とトランプ氏が公開討論を行います。11月8日の大統領選に向けて、いよいよ最終決戦に突入します。市場の関心も大統領選に移ってきており、本日の公開討論は今後の選挙結果に大きな影響を与えるとも言われ、注目度も高いとされています。為替への影響にも注意したいと思います。  どちらが大統領に選ばれても、「円高要因」というのが市場のコンセンサスのようですが、一時は大きくリードしていたクリントン氏でしたが、ここにきてその差はかなり縮まってきたと伝えられています。大統領選の行方は最後まで決定的な差がつかない可能性もあります。  さらに今週は28日(水)にはイエレン議長が下院で証言を行います。今月の会合で利上げを見送った理由を述べるとともに、年内の利上げには意欲を見せるものと思われますが、会合直後の議会証言だけに、注目されます。また本日、黒田日銀総裁が大阪経済4団体共催懇談会で講演を行う予定です。ここでも、先の金融政策の変更について言及があるかもしれません。やや動きにくい状況ではありますが、目先はドルの上値は限定的と見ており、何かのきっかっけで100円の大台割れを試す可能性は高いと予想しております。  本日は100円40銭~101円40銭程度のレンジを予想します。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
ドル円は101円を挟んでもみ合い。ドル買戻しが優勢だったが、株価と原油価格の下落に上値は重い展開。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-09-26 09:30