今週の為替相場見通し(2016年9月26日~)=為替王

 「100円近くへ円高になる」。 先週はこの予想が的中して、あわや100円割れというところまで円高が進みました。まず現状認識について、皆様と一緒に確認しておきましょう。大きな流れ(長期的なトレンド)は、昨年までの円安トレンドが終わって、今年は円高トレンドへ大転換。2016年の始めころは1ドル=120円を超えており、ほとんどの人が円安が続くと予想していたなかで、ブログでは「105円へ円高になる」と予想。本音をいえば、年末までに到達すればいいと思っていましたが、想定以上に円高スピードが速くて、上半期のうちに105円に到達。ただ、さすがに105円到達後の円高のスピードは弱まり、ここ3カ月間は、99円~107円の範囲で推移しています。  次に、短期的なトレンドについて。8月下旬に、当時、アメリカで早期に利上げするとの思惑が浮上し、円安(ドル高)が進む場面がありました。当時、短期トレンドも円安方向を示唆していました。ブログでは、円安予想として少なくとも103円台後半~104円、 最大で105円超えもあると予想しました。結果は、9月の高値は104円でストップ。第1の円安メド(103円台後半~104円)に到達するのが精いっぱいで、あらためて、円安方向の相場の重さが確認されました。そして記憶に新しい先週。短期的なチャート分析においても、円高シグナルが点灯。とりあえず「100円に接近する」と予想して、本当にその通りになりました。  さて今週の見通しについて。先週、1ドル=100円に接近したときに、日本当局(政府、日銀など)から、円高をけん制する動き(為替介入を示唆する発言など)もあって、週末は101円まで戻りました。ただ、流れは特に変わっていませんので、今週も、再び、100円に接近する場合は要注意です。100円近くの水準に、サポート帯が形成されており、簡単には下抜けないと思われます。が、もしも、下抜けてしまった場合は、今年これまでの安値を下回って98円台に突入するシナリオも考えられます。逆に、口先介入などにより、円安への戻りが加速したとしても、やはりどうしても102円あたりが非常に重たく、上値を抑制すると思われます。  ユーロ円についてはすみません。先週は111円~110円台突入もあり得るといったことを書きましたが、結果的には、112円までしか下落しませんでした。ただこれも、先週末は113円台まで反発したとはいえ、再び下落に向かう可能性は残されています。先週の安値圏(112円台前半あたり)が目先の下支えポイントになりますが、そこから下抜けると、やはり110円台突入が視野に入ってくると考えられます。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)
「100円近くへ円高になる」。 先週はこの予想が的中して、あわや100円割れというところまで円高が進みました。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-09-27 09:30