【本日注目の通貨ペア】メキシコ/円:米大統領候補者討論会を受けてペソ高進行

本日の東京タイムに行われた米大統領選テレビ討論会は、民主党のクリントン候補が共和党のトランプ候補に対して優位を保ったとの見方が強い。米CNNの調査に対して62%が討論会の勝者はクリントン候補だと答えたと報じられている。こうしたトランプ候補の劣勢を受けて討論会の最中からペソ高が進行。トランプ候補は討論会で「米国の雇用を奪っている」としてメキシコを名指しで批判しており、以前は「メキシコ国境に『万里の長城』を築く」などと発言して物議を醸した事もあった。それだけに、市場が「トランプ・リスク」後退と受け止めるとペソ買いが活発化した。
メキシコペソはそうした「トランプ・リスク」の後退に加え、米国の利上げ先送りによって、これまでの下落基調から反転する可能性が出てきた。目先の注目イベントは28日の石油輸出国機構(OPEC)非公式会合と29日のメキシコ中銀理事会となる。OPEC非公式会合では、増産凍結に向けた協議に進展がみられるかが原油高・ペソ高へのカギを握る。また、メキシコ中銀理事会は、中銀がペソ安警戒姿勢(利上げスタンス)を維持できるかが焦点となる。
その他、新興国通貨の対円相場は市場のリスク選好度合いに左右されやすい。このところ、米司法省に対する巨額の罰金支払いを巡り独最大手ドイツ銀行の健全性に懸念が広がっているだけに、「欧州リスク」への目配りも必要であろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部) (イメージ写真提供:123RF)
本日の東京タイムに行われた米大統領選テレビ討論会は、民主党のクリントン候補が共和党のトランプ候補に対して優位を保ったとの見方が強い。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-09-27 17:15