今週の為替相場見通し(2016年10月3日~)=為替王

 9月の円高は、あと少しで1ドル=100円を割れそうな状況でしたが、ギリギリのところで踏ん張って、100円割れは回避されました。そして、先週末は101円台へと戻ってきました。  今週の見通しについてですが、まず考えられるシナリオは円安への戻り継続。先月は「100円近くにあるサポート帯を、もしも割り込んだ場合、そのまま円高が加速する可能性が高い」などと書いていました。結果的に、そのサポート帯で下支えされて、割り込むことがなかったわけですが、世界の投資家のなかには、サポート帯を割り込んで円高が加速することを狙って「ドル売り・円買い」をしていたトレーダーも少なからずいたと思われます。彼らが、この101円まで戻ってきた状況を見て、一旦あきらめて撤退する動きが広まりますと、円安への戻りが拡大するシナリオが考えられます。その場合、102円台に節目があるため、そのあたりが第一の重石になりやすいです。さらに拡大しても、先月の高値を超えるほどではなく、103円台までくらいかなと見ています。目先、円安へどれくらい戻るかは別として、今月、また腰折れて再び円高に向かう場合、注目すべきは、先月と同じく100円近辺の水準。その水準では比較的強力に下支えされやすいと同時に、もしも、100円を割り込むような展開になれば、ずるっと2~3円は円高が拡大しやすくなりますので、今月また100円に接近した場合は要注意です。  ユーロ円についても、米ドル円と似たような状況です。先週は、サポート帯が112円台に位置しており、その水準を割り込むと円高(ユーロ安)が加速すると書いていましたが、結局、サポート帯で下支えされて踏ん張りました。ユーロ円についても、目先、円安への戻りが拡大する可能性もあり、具体的には、米ドル円と同じく、先月の高値近く(115円台~116円近く)くらいまでなら、戻る可能性はありそうです。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)
9月の円高は、あと少しで1ドル=100円を割れそうな状況でしたが、ギリギリのところで踏ん張って、100円割れは回避されました。(イメージ写真提供:123RF)
economic
2016-10-03 09:45