【為替本日の注目点】ドル円小動きながらも堅調

 ドル円は小幅な値動きながら堅調に推移。ISM製造業景況指数が市場予想を大きく上回ったことから、利上げに追い風となり101円66銭までドル高が進む。ユーロドルは1.12台にしっかり乗せたものの小動き。1.12台前半から半ばで推移。株式市場は反落。ISM製造業景況指数が上昇したことで利上げに対する警戒感が広がり、ダウは54ドル下げ、他の主要指数も揃って下げる。債券相場は続落。利上げ観測が強まったことで売られ、長期金利は1.62%台まで上昇。金は続落。原油価格は続伸し、一時は49ドル台に乗せる場面も。引け値は48ドル81セント。 9月ISM製造業景況指数 → 51.5 ドル/円101.31 ~ 101.66 ユーロ/ドル1.1205 ~ 1.1240 ユーロ/円113.61 ~ 114.01 NYダウ -54.30 → 18,253.85ドル GOLD  -4.40 → 1,312.70ドル WTI  +0.57 → 48.81ドル 米10年国債 +0.028 → 1.622% 本日の注目イベント 豪   RBA、キャッシュターゲット 豪   豪9月住宅建設許可 日   9月マネタリーベース 日   9月消費動向調査 欧   ユーロ圏8月生産者物価指数 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演  昨日のNY市場でもドル円は動意がなく、値幅も35銭程度でした。101円台でもみ合いが続くというよりも、市場参加者は「動かない」と決めこんでいるような雰囲気です。もっとも、これはドル円に限らずユーロドルはもっとその傾向が顕著で、日経平均は1万6000円台で、さらにNYダウも1万8000ドル台で、いずれも一進一退が続いています。  この中でもどれかが一方向へ大きく値を飛ばせば、その影響から動意をみせることもありそうですが、なかなかきっかけが掴めない状況です。今週は特に週末に雇用統計を控えていることもあり、よりその傾向が強いと思われます。  NY市場では9月のISM製造業景況指数が発表され、事前予想の「50.4」に対して「51.5」と良好でした。この指数は「50」が分岐点で、「50」を上回れば好調とされていますが、前月は「49.4」でした。項目別でも生産は「52.8」と、前月の「49.6」から大幅に伸びています。また雇用も拡大が続いていることを示していました。この指標を受けて利上げ観測はやや高まっていますが、それでも市場が予想する12月の利上げ確率は60%程度です。  9月のFOMCで利上げを主張した三人のうちの一人であるクリーブランド連銀のメスター総裁は、米経済に利上げの機が熟していると述べ、米大統領選に近い日程ではあるものの、11月のFOMCも「ライブ」の会合とみるべきだとの見解を改めて示しました。メスター総裁は、米国の成長率は2016年後半に上向き、インフレ率は向こう数年かけて当局の目標とする2%に向うと予想しているとも述べています。(ブルームバーグ)  本日も材料的には動かすものがないため、緩慢な相場が予想されます。レンジは101円20銭~102円20銭程度でしょうか。102円台に乗せる力があれば、新たな動きが出てくる可能性もあります。102円50銭以上には、徐々にストップの買いも入り始めているとの情報もあります。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
ドル円は小幅な値動きながら堅調に推移。ISM製造業景況指数が市場予想を大きく上回ったことから、利上げに追い風となり101円66銭までドル高が進む。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-10-04 09:45