中国人の財布の紐がゆるむ瞬間 ポイントは「その場で」

 中国人の財布の紐は意外と堅いのですが、「その場で得をする」という特定の場面では紐が緩むようです。  中国でよく見かけるのが「一つ買ったら、一つおまけ」(買一送一)のサービスです。同じ物を一つおまけとすることもあれば、いくつかの商品の中から二つ選んで一つ分の支払いで購入できるという時もあります。  日本では「懸賞」や「プレゼントキャンペーン」、「次回使えるクーポンの配布」など購入してから応募したり、後日お得になるというスタイルが多いかもしれません。  中国でも同様のキャンペーンがなされていますが、「買一送一」はスーパーでも百貨店でも、さまざまな場所で見かけることがあります。その場ですぐにお得感を味わえるので、中国人に効果的な販売促進方法なのでしょう。  「懸賞」や「次回使えるクーポン配布」は、日本滞在期間の短い旅行者の中国人にとって魅力的ではないかもしれません。  また、販促方法の一つとして、お店の前で「その場で使えるクーポン」を配っていることがよくあります。ポイントは「その場ですぐに使える」ということです。このクーポンのよって店に注意が向き、宣伝効果が期待できます。  クーポンは印刷された紙のこともあれば、微信のQRコードのこともあります。店の前に設置されたQRコードをスキャンすれば、スマートフォンを使ってクーポンをダウンロードでき、すぐに割引が受けられるのです。  微信のクーポンの場合、フォロワーになることが前提なので、今後のお客獲得にもつながります。多くの中国人が利用していて、このキャンペーンがある店では行列ができるほどです。  さらに、中国のバーゲン事情として、季節の変わり目だけでなく祝祭日に合わせてバーゲンが開催されるのも特徴です。その時の割引表示ですが、「打折」と言えば「割引」を差し、バーゲンやセールの時に大きく宣伝されて購買欲を刺激しています。日本で「40%off」や「4割引」と表示されるものは、中国では「6折」と表示され、割引率の表示が日本と反対になります。  私は中国に来たばかりの頃、この表示方法に慣れず混乱した覚えがあります。きっと日本に行った中国人も同じでしょう。割引の表示方法を誤解してしまう人もいるかもしれません。インパウンドで中国人の購買意欲をそそるには、これらを考慮した割引表示が効果的かもしれません。(執筆者:桜井 まき 提供:中国ビジネスヘッドライン)
中国でよく見かけるのが「一つ買ったら、一つおまけ」(買一送一)のサービスです。同じ物を一つおまけとすることもあれば、いくつかの商品の中から二つ選んで一つ分の支払いで購入できるという時もあります。
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2016-10-07 14:00