【為替本日の注目点】ドル円小幅に反落

 ドル円は104円台から小幅に反落。NY連銀製造業景況指数がマイナスに転じたことや、長期金利の低下にドル売りが優った。ドル円は103円79銭まで売られ、この日の安値圏で取引を終える。ユーロドルは小幅に反発したものの、今週行われるECBの政策変更を見極めたいとする雰囲気が優勢に。1.10を挟んでもみ合う。株式市場は反落。原油安からエネルギー株に売りが集まり、ダウは51ドル下落。債券相場は反発。10月のNY連銀製造業指数が低下したことから買い戻される。長期金利は1.76%台に低下。金は小幅に反発。原油は続落し、50ドルを割り込む。 10月NY連銀製造業景気指数       →  -6.80 9月鉱工業生産              →  +0.1% ドル/円103.79 ~ 104.13 ユーロ/ドル1.0989 ~ 1.1008 ユーロ/円114.16 ~ 114.50 NYダウ -51.98 → 18,086.40ドル GOLD +1.10  → 1,256.60ドル WTI -0.41 →49.94 ドル 米10年国債 -0.032  → 1.766% 本日の注目イベント 豪  RBA議事録 英  英9月物価統計 米  9月消費者物価指数 米  10月NAHB住宅市場指数 米  企業決算 → ゴールドマンサックス、ブラックロック、ジョンソン&ジョンソン、インテル  ドル円は104円台を維持できず、小幅ではありますが103円台後半へと押し戻されています。NY連銀製造業景況指数が前月のプラスからマイナス6.80へ悪化したことや、10年債利回りが低下したことでドル売りが優勢な展開でした。気になるのはNYダウなどの米株式市場の行方です。一進一退を繰りかえし、1万8000ドルの大台は維持していますが、徐々に上値が重くなって来ている印象です。株価が1万8000ドルを大きく割り込むようだと、ドル円も再度103円台前半から102円台後半を試す場面もありそうです。  WTI原油価格が1週間ぶりに50ドルの大台を割り込んだことも、エネルギー株の下落を通じて円買いを促がしたようですが、いまのところそれ程大きな影響はありません。104円台半ばが壁になりつつありますが、だからと言って100円を試すに行く展開でもなさそうです。  注目したいのは、先週末に発表されたシカゴ先物市場の建て玉です。先週11日(火)時点でのネット円買い持ち枚数は4万5909枚でした。これはその前の週から2万2786枚減少したことになり、5月下旬以来最大の落ち込みです。ドル円はこの動きを反映して104円台半ばまで押し上げられたと見られ、ドル高が進んだ背景には、投機筋のドル買い戻しがあったことが鮮明です。  この動きは105円を超えればさら加速すると思われ、105円の壁を越えると107円程度までのドル高もあり得るといった見方の根拠の一つになっています。もっとも、円買いのポジションが縮小したことで、もし円買いの材料が出た際には再び「円を買う余地」が出来たことにもなり、上記ポジションの変化がそのままドル高要因と言えるわけではありません。まだ4万枚以上あるこれらの円買いポジションが切らされる相場展開になるのかどうかが重要です。  本日は消費者物価指数が注目されますが、この指数は雇用統計のように予想と大きくブレルことは少なく、材料にはなりにくいと思われます。仮に下押しした場合に、雲の上限(日足)である103円50銭近辺を抜けて、雲に入るのか、あるいは雲の入り口で反発するのかに注目したいと思います。予想レンジは103円30銭~104円30銭程度にしたいと思います。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
ドル円は104円台から小幅に反落。NY連銀製造業景況指数がマイナスに転じたことや、長期金利の低下にドル売りが優った。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-10-18 09:30