【為替本日の注目点】ドル円103円台前半まで下落

 ドル円は103円台半ばを下抜けし下落。レンジの上値が重くなっている中、下値を試し103円17銭までドル安が進む。ユーロドルは緩やかに続落。1.0955まで売られ、約2カ月ぶりのユーロ安水準を記録。株式市場は3日続伸。原油価格が大幅に上昇したことを受け、エネルギーセクターが大幅高に。ダウは引け際に上げ幅を縮小したものの、40ドル高で取引を終える。債券相場は小幅に反落。サウジアラビアが175億ドルの国債を発行するとの報道が重石に、金は3日続伸。原油価格は在庫が予想外に減少していたことで大幅に続伸。一時は51ドル93セントまで買われ、引け値では約3ヶ月ぶりの高値となる51ドル60セントで取引終了。 9月住宅着工件数  →  104.7万件 9月建設許可件数  →  122.5万件 ドル/円103.17 ~ 103.55 ユーロ/ドル1.0955 ~ 1.0981 ユーロ/円113.20 ~ 113.52 NYダウ +40.68 → 18,202.62ドル GOLD +7.00  → 1,269.90ドル WTI +1.31 → 51.60 ドル 米10年国債 +0.005  → 1.743% 本日の注目イベント 豪   豪9月雇用統計 独   独9月生産者物価指数 欧   ECB政策金利発表 欧   ドラギ・ECB総裁記者会見 英   英9月小売売上高 米   新規失業保険申請件数 米   10月フィラデルフィア連銀景況指数 米   9月中古住宅販売件数 米   9月景気先行総合指数 米   企業決算 →  ベライゾン、マイクロソフト                          ドル円は特段の材料がない中、103円台半ば~104円台半ばのレンジを下抜けし、103円17銭までドルが下落しました。WTI原油価格が大幅に続伸し、株式市場もこれを好感し株価が上昇。さらに債券が売られ、長期金利も小幅に上昇し、ドルが売られる材料は見あたらない中での下げでした。104円台半ばが抜けきれないことから、今度は下値を試す動きになったものと思われます。  注目された中国の第3四半期のGDPは6.7%と、市場はどちらかといえば下振れするのではないかと見ていましたが予想通りで、これで3期連続で6.7%を記録しました。GDPが6.7%で下げ止まったことで、景気減速に歯止めがかかり、安定的な巡航速度に入ったと見ることができますが、一方では景気刺激策の効果で何とか景気を下支えしており、依然として過剰設備や過剰人員は解消されていないとの指摘もあります。今後も中国景気は、一つのリスク要因として見ておく必要はあろうと思われます。  ベージュブックが公表されましたが、「大半の地区は緩慢ないし緩やかなペースでの景気拡大を報告した」と記されており、相場への影響はなかった模様です。日本時間の今日午前中に行われる大統領候補の最後の討論会に注目したいと思います。クリントン候補の優位は変わらないと思いますが、トランプ氏の最後の反撃が見ものです。同氏の発言や姿勢を批判したオバマ大統領をも批判しています。  ユーロドルにやや動きが出てきました。目先のサポートと見られていた1.10を割り込み、昨日は1.0955までユーロ安が進んで来ました。6月24日のBrexitで記録した1.0907を割り込むと、もう一段の下落が見込まれます。本日はECBが金融政策を発表し、ドラギ総裁が記者会見を行いますが、現行、月800億ユーロの資産購入を行っていますが、この期限が来年3月末です。これを延長するのかどうか。また、量的緩和の限界もささやかれていることから、それについての言及があるのかどうかも注目されます。  本日のドル円のレンジは102円80銭~103円80銭程度予想します。仮にドルがさらに売られ、103円前後まで下落した場合、どの程度ドル買い需要があるのかも見たいと思います。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
ドル円は103円台半ばを下抜けし下落。レンジの上値が重くなっている中、下値を試し103円17銭までドル安が進む。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-10-20 09:00