【本日注目の通貨ペア】ユーロ/米ドル:ドラギ発言に注目

本日は、欧州中銀(ECB)が金融政策を発表する。政策変更はまずないと見られており、市場の関心はドラギ総裁の会見に集まっている。
中でも、一部報道によって浮上した「テーパリング(量的緩和の縮小)」観測に対してドラギ総裁がどのような対応を見せるかが最大の焦点となりそうだ。もし、総裁がテーパリングの必要性を認める事になれば、ユーロに大幅な買戻しが入る公算が大きいが、それは加盟国の長期金利急騰を招くとともに域内景気回復の足枷になりかねない。総裁の従来のハト派姿勢に鑑みれば、間接的にせよテーパリング観測を肯定する事は考えにくい。どちらかと言えば、これを強い口調で観測を否定するケースを想定しておくべきだろう。
なお、テーパリング観測が浮上した根底には、ECBの資産買い入れの対象となる国債不足という懸念がある。そうした懸念を払拭するためにも、資産買入れについて技術的な変更を加えて(あるいは変更の検討が進んでいる事を明らかにして)金融緩和の持続性を高められるかがもうひとつの焦点となる。
英国の欧州連合(EU)離脱に絡んでユーロ圏経済の先行きにも不透明感がくすぶる中、テーパリング観測が萎めば、ユーロ圏諸国の長期金利低下とともにユーロは下落する公算が大きい。これと同時に米国の利上げ期待が高まればユーロ/ドルの下落が加速する可能性もある。ドラギ総裁の会見開始と同時刻に発表される米新規失業保険申請件数の結果にも注目しておきたい。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
本日は、欧州中銀(ECB)が金融政策を発表する。政策変更はまずないと見られており、市場の関心はドラギ総裁の会見に集まっている。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-10-20 15:45