今週の為替相場見通し(2016年10月24日~)=為替王

 為替は1ドル=103円台を中心とした比較的小さな値動きが過去半月以上、続いています。これまでの流れを確認しておきますと、9月は100円割れ寸前まで円高になりましたが、かろうじて踏みとどまって、9月末から、短期的なテクニカル指標が円安に転換。当初、「102円台~103円台へ」円安に戻ると予想。10月上旬に、あっという間にその円安ターゲットに到達。一時的に104円を超える場面もありましたが、その後は先週末まで103円台を中心とした小さな値動きとなっています。  さて、今週の見通しですが、現状、短期テクニカル指標は、強弱交じっており、どちらかにヤマを張りにくい状況です。今月は「もう一段、円安が進む可能性がある」などと書いてきました。現状、まだその「もう一段の円安が進む可能性」もまだ排除できない、可能性としては残されている状況と考えます。  一方、細かな短期チャート分析においては、円安傾向の鈍化や、やや下向きに転じようかとのサインも出始めており、目先は、103円台中盤の水準に、下値サポート帯が形成されており(先週金曜日も、その水準で、円高の動きが食い止められましたが)、もしも今週、その水準を割り込むような展開になりますと、今回の短期円安トレンドが終了して、再び、円高にじりじり下がる可能性がさらに強まるのではないかと見ています。  今月の注目通貨ユーロ米ドルが、予想通り、下落が拡大しています。過去2週間以内に、あっという間に1.11台から1.08台へ急落しました。この2週間で約250pipsも下落しましたが、引き続き、中期的には、1.06~1.05を目指す展開を想定しています。  ユーロ米ドルの下落拡大にともない、ユーロ円も先週末は1ユーロ=113円割れまで下がってきました。ユーロ円は、112円台にちょっとしたサポート帯が形成されていますので、そう簡単に割り込むことはなく、一旦は、下支えされやすいと見ています。しかしながら、ユーロ米ドルが中期的な下落ターゲットに本当に向かったり、米ドル円が腰折れて崩れるなどすれば、ユーロ円もこの112円台のサポート帯を割り込む展開も十分に考えられます。まだこれを言うのは気が早すぎると思いますが、その場合、ユーロ円は110円を割れて109円台突入も視野に入ってきます。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)
為替は1ドル=103円台を中心とした比較的小さな値動きが過去半月以上、続いています。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-10-24 08:30