【為替本日の注目点】ユーロドル1.08台半ばへ下落

ドル円は103円台半ばから104円でもみ合う。長期金利の低下にドルが売られる場面もあり、103円52銭まで下落したが、引け値は103円80-90銭。ユーロドルは一段とユーロ安が進む。一時は1.0859まで売られ、先安観が台頭。
株式市場はまちまち。マイクロソフトなどの企業決算が良好で、AT&Tの大型M&Aも株価へはプラスだったが、ダウは16ドル下げ、ナスダックは反発。債券相場は反発。イールドカーブが平坦化したことで、10年債も買われ、長期金利は1.73%台へと低下。金、原油は共に上昇。
ドル/円103.52 ~ 104.01
ユーロ/ドル1.0859 ~ 1.0889
ユーロ/円112.62 ~ 113.05
NYダウ -16.64 → 18,145.71ドル
GOLD +0.20 → 1,267.70ドル
WTI +0.22 →50.85 ドル
米10年国債 -0.021 → 1.735%
本日の注目イベント
日 9月貿易収支
独 独10月製造業PMI(速報値)
独 独10月サービス業PMI(速報値)
欧 ユーロ圏10月総合PMI(速報値)
欧 ユーロ圏10月製造業PMI(速報値)
欧 ユーロ圏10月サービス業PMI(速報値)
米 ダドリー・NY連銀総裁講演
米 ブラード・セントルイス連銀総裁講演
米 エバンス・シカゴ連銀総裁講演
米 パウエル・FRB理事講演
ドル円は底堅い動きを見せる一方上値も104円台が徐々に重くなり、やや膠着感が漂っています。先週一週間は、103円台前半から104円台前半でもみ合っています。そんな中ユーロドルは徐々に下値を切り下げ、先週末には1.08台半ばまでユーロ安が進み、これまで動きが緩慢だったユーロも、本来の荒っぽい動きが戻ってきた印象です。ユーロドルが売られたことで、ユーロ円も112円台半ばまで下落し、約1カ月ぶりの水準まで円高が進んでいます。
なかなか動きにくい展開です。ドル円は日足では「雲」を上抜けしたものの、その上にある「120日線」に抑えられる格好となっており、104円台では実需のドル売りに加え、一段の上昇を見込んでいた市場参加者が上値の重さに、早目の利益確定のドル売りを持ち込んでいることも104円台半ばが抜けない一因にもなっているようです。
相場観の方も、テクニカルを基本とすれば、おそらくドル買いで攻める方向だろうと思いますが、まだ依然として100円方向への下落の可能性が消えたわけでもありません。11月のFOMCでは利上げはないとしても、12月には利上げの確率が高いと思われますが、それでもその確率は60%台の後半です。FOMCの主要メンバーが利上げに対して前向きな発言を繰り返している割には盛り上がりに欠けているという印象です。
先週末もサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁が講演で、「米経済は利上げに向けて良い状況にある」と指摘し、さらに、「米経済のこれまでの推移と今後の動向を踏まえると、年1回の利上げは理にかなっており、来年に複数回の利上げを実施することも妥当だ」と述べています。(ブルームバーグ)市場はこの発言には反応してはいませんが、タイミング的にはそろそろ年内利上げから2017年に何回利上げが可能性なのかに焦点が移ってきそうです。
今週は住宅関連の指標が多く発表されますが、やはりメインは28日(金)の米7-9月期のGDP速報値でしょう。この結果で12月の利上げの確率も上下し、それにともなって、ドル円も上記狭いレンジを抜けるのではないかと思われます。また日経平均株価は先週、これまでの壁であった1万7000円を大きく上抜けしてきました。売り越していた外国人投資家が久しぶりに買いに転じてきたとの新聞記事もありましたが、今週は1万7000円を固めることができるかどうかも注目されます。株価が今週も堅調に推移するようだと、ドル円も104円台半ばを再度試すことになろうかと思います。
本日のドル円は103円40銭~104円40銭程度を予想します。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
ドル円は103円台半ばから104円でもみ合う。長期金利の低下にドルが売られる場面もあり、103円52銭まで下落したが、引け値は103円80-90銭。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-10-24 10:00