【為替本日の注目点】ドル円再び104円台半ばに

ドル円は104円台を回復。株価の上昇と長期金利の上昇がドルを支えた。ドル円は104円32銭まで買われ、再び104円台半ばを試す展開か。
ユーロドルは1.08台後半でもみ合い。ショート筋の買い戻しや、ユーロ圏の総合PMIがユーロ買いにつながった。株式市場は揃って上昇。大型のM&Aが相次ぎ、楽観的な見方が広がる。ダウは77ドル上昇。債券相場は反落。10月の製造業PMIが予想を上回ったことが債券売りを誘った。長期金利は1.76%台まで上昇。金、原油は共に小反落。
マークイット10月製造業PMI → 53.2
ドル/円103.91 ~ 104.32
ユーロ/ドル1.0870 ~ 1.0898
ユーロ/円113.14 ~ 113.58
NYダウ +77.32 → 18,223.03ドル
GOLD -4.00 → 1,263.70ドル
WTI -0.33 →50.52 ドル
米10年国債 +0.030 → 1.765%
本日の注目イベント
独 独10月IFO景況指数
欧 ドラギ・ECB総裁講演
米 8月FHFA住宅価格指数
米 8月ケース・シラ-住宅価格指数
米 10月消費者信頼感指数
米 10月リッチモンド連銀製造業指数
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
米 企業決算 → キャタピラー、P&G,3M,アップル、
ドル円は再び104円台を回復し、NY市場では104円32銭までドル高が進みました。103円台半ばから上では、ドルが底固い動きを見せ、上値の重いことはわかっていながらも、上値を試す展開です。昨日は、マークイット製造業PMIが「53.2」と、1年ぶりの高水準だったことで年内利上げの可能性が高まり、ドルが買われたものです。セントルイス連銀のブラード総裁も、利上げに関して言及しています。総裁は、差し迫った利上げの必要性はないとしながらも、「12月会合が最も可能性の高い時となる」と語っています。(ブルームバーグ)この発言自体は市場への影響はそれほどなかったものの、金利先物市場から推計する12月の利上げ確率は70%になっており、徐々に利上げを織り込んでいます。
また、シカゴ連銀のエバンス総裁は「来年末までに3回の利上げを見込む」と述べており、来年の利上げ回数にまで言及し始めていることには注意が必要です。今朝の東京市場はどうやら、104円台で始まりそうです。これまでにも何度か指摘して来ましたが、そうなると、これまで上値を抑えてきた「120日移動平均線」を上抜けすることになります。「日足の雲と120日線」をしっかりと抜ければ、あとは心理的な節目の「105円」が
次のターゲットになります。仮にこの水準に到達しても、恐らく初回では抵抗され一気に抜けることはないと思われますが、そこを抜けるとストップのドル買いも控えていることは理解しておくべきでしょう。
日本株も1万7000円の大台を維持しており、この水準を値固めしているようにも見受けられます。株価とドル円の相関度がやや薄れてきていましたが、今後株高ドル高が足並みを揃えて同時に進行することも考えられます。先ずは本日、東京時間で104円を維持して海外市場に引き継げるかどうかに注目します。東京市場では輸出企業のドル売り意欲が依然として旺盛かと思われますが、それを吸収するドル買いがあるかどうかです。また、ユーロドルではドル高ユーロ安がかなり進んできたことも追い風です。ドルに対して同じような動きをすると見れば、ドル買い円売りの流れが想定されます。もっとも、ユーロドルだけが下落して、ドル円が水準を変えないことも考えられますが、そうなるとユーロ円が相当下げることになります。
本日の予想レンジは103円80銭~104円80銭程度を見ています。104円台半ばを抜けるかどうかも、重要なポイントになります。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
ドル円は104円台を回復。株価の上昇と長期金利の上昇がドルを支えた。ドル円は104円32銭まで買われ、再び104円台半ばを試す展開か。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-10-25 09:45