【為替本日の注目点】ドル円上昇後反落

ドル円は東京市場の流れを引き継ぎ続伸。104円台半ばを抜き、104円87銭まで上昇したが消費者マインドなど、経済指標の悪化に反落し104円11銭までドルが売られる。ユーロドルは上昇する場面はあったものの、1.0851まで売られユーロ売りの流れは継続。株式市場は揃って反落。消費者マインドの悪化に反応し、決算発表は強弱まちまち。ダウは53ドル安で引ける。経済指標の下振れに債券相場は反発。10年国債は買われ、長期金利は1.75%台と小幅に低下。金は反発し、原油はイラクが減産に難色を示したことで続落し、50ドルの大台を割り込む。
8月FHFA住宅価格指数 → +0.7%
8月ケース・シラ-住宅価格指数 → +5.13%
10月消費者信頼感指数 → 98.6
10月リッチモンド連銀製造業指数 → -4
ドル/円104.11 ~ 104.87
ユーロ/ドル1.0851 ~ 1.0905
ユーロ/円113.40 ~ 113.91
NYダウ -53.76 → 18,169.27ドル
GOLD +9.90 → 1,273.60ドル
WTI -0.56 →49.96 ドル
米10年国債 -0.009 → 1.756%
本日の注目イベント
豪 豪第3四半期消費者物価指数
米 9月新築住宅販売件数
米 企業決算 → コカコーラ、ボーイング、テスラ
ドル円は想定通り104円台半ばを抜き、一時は104円87銭まで上昇したが、発表された経済指標が予想を下回ったことから、絶好の利益確定の場となり104円11銭まで売られました。それでも104円台を維持できたことで、今後も緩やかなドルの上昇を見込んでいます。
ドル円は今月13日につけた104円64銭を抜き上昇したものの、10月の消費者マインド指数が「98.6」と、事前予想の「101.5」を下回ったことでドルを手放す動きが加速しました。コンファレンスボードの景気指数担当者は、「景気は短期的には拡大を続けるが、そのペースは緩やかになろう」と述べています。(ブルームバーグ)ドル円はこのところ、103円台後半から緩やかに上昇していたことで、ドルロングも溜まっていたことや、依然として105円に近づく水準では実需のドル売りが上昇を抑えたものと思われます。
米国債券が買われていますが、長期金利の下げは緩やかです。年内利上げの確率も直近では73%(ブルームバーグ)まで上昇しており、市場はかなり利上げを織り込んできたと見られます。米大統領選まで2週間を切ってきました。クリントン候補の優勢が伝えられ、ふたを開けてみるまでは分かりませんが、クリントン候補の勝利はほぼ間違いなく、これも市場の安定感につながっています。
利上げ、大統領選、さらには日経平均株価に見られるような株高と、リスクオンにつながる環境が揃ってきました。ここから一気に105円を抜けてドルが上昇することはないとしても、ゆっくりと上昇し、105円を抜ける可能性は高いと予想しています。もちろん昨日のNY市場のように、一方的にドルが買われるわけではありませんが、100円割れのリスクは徐々に遠のいています。市場参加者の相場観も徐々に修正されてきたことを考えると、下値のメドは102円程度ではないかと思います。
本日のレンジは103円80銭~104円50銭程度を予想しています。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
ドル円は東京市場の流れを引き継ぎ続伸。104円台半ばを抜き、104円87銭まで上昇したが消費者マインドなど、経済指標の悪化に反落し104円11銭までドルが売られる。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-10-26 09:15