【為替本日の注目点】ドル円再び104円台後半を試す

ドル円は再び上昇し104円62銭までドル高が進むも、105円には届かず。米長期金利が上昇し、住宅関連指数が良好だったことからドルが買われた。ユーロドルは独IFO景況指数が上振れしたことやユーロ圏PMIが良好だったことで買い戻しが先行。1.09台半ばまでユーロ高が進む、株式市場はまちまち。金融株が買われたが不動産株が下落。ダウは30ドル上昇したものの、ナスダックはアップル株が売られたことで33ポイント下落。債券相場は反落。サービス業PMIが良好だったことに反応。長期金利は10日ぶりに1.80%近辺まで上昇。金は反落。原油価格は在庫が予想外に減少したことで買われ、50ドル台を回復する場面もあったが続かず。引け値では前日比78セント下げ、49ドル台前半に。
9月新築住宅販売件数 → 59.3万件
ドル/円104.07 ~ 104.62
ユーロ/ドル1.0900 ~ 1.0947
ユーロ/円113.82 ~ 114.04
NYダウ +30.06 → 18,199.33ドル
GOLD -7.00 → 1,266.60ドル
WTI -0.78 →49.18 ドル
米10年国債 +0.037 → 1.793%
本日の注目イベント
欧 ユーロ圏9月マネーサプライ
英 英7-9月期GDP(速報値)
米 新規失業保険申請件数
米 9月耐久財受注
米 9月中古住宅販売成約指数
米 企業決算 → ツイッター、アルファベット、アマゾン
昨日の東京時間は値幅も出ず、終始上値の重い展開でしたが、NY市場では再び上値を試し、104円62銭までドル高が進みました。それでも104円台後半まで上昇する勢いはなく、下値が堅いだけに、方向感に欠ける展開でした。
昨日一日を見渡すと、結局104円台は一度も割り込まずに反発しています。104円台半ばから上値も重いため、投資家は「ドルが底堅いのか、ドルの上値が重いのか」判断に迷うところです。筆者はテクニカルを基本としていることから、ドルが上昇すると予想していますが、今朝の経済紙などは、むしろドルが再び100円を割りこむ可能性が高いといった論調でした。
ドルが100円割れを目指すという根拠には、米国の利上げの限界を挙げています。12月のFOMCでは今年最初の利上げの可能性が高いと思われますが、そのペースは続かず、来年はせいぜい1回止まりという見立てです。確かに、今年も当初4回と見られていた利上げが、いまだにゼロで、これがドル円を100円以下にまで下押しした理由の一つですから、もし来年も利上げが1回だとしたら、やはりドルが下落する可能性は高いのかもしれません。
ただこれはあくまでも、足元の景気をベースに予想しているだけで、米景気の力強さを過小評価している面もあります。日米欧で、米国が頭一つ抜けていることは論を待ちません。
ドル円は前日に続き104円台半ばをテストしているところです。先日も述べましたが、104円台半ばから105円にかけてはドル売りが出やすい水準です。ただこれも何回かテストしているうちに消化され、次第に売りが後退して行きます。為替担当者も104円50銭で一度ドル売りの手当てをしてしまえば、今度はもう一段上のレートで売りたいと思うのが人情です。何度か同じ水準を試すと、売りが引いてしまうことは良く見られる現象です。従って、104円半ばを超え、105円をテストできるかどうかが目先の重要な鍵となります。
ドル円は104円台を徐々に値固めしているところですが、本日も上記レベルでどの程度のドル売りが控えているのかに注目です。104円台半ばで推移していることから、余程のドル売り材料が出ない限り東京時間では104台を維持して海外市場に引き継ぐと見ています。NYではアルファベット(グーグル)の決算発表が最大の注目を集めそうです。昨日はアップルの決算が失望を誘い、ナスダック指数を圧迫した経緯があります。好決算が発表されれば市場全体のムードが好転します。
予想レンジは104円~105円程度にしたいと思います。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
ドル円は再び上昇し104円62銭までドル高が進むも、105円には届かず。米長期金利が上昇し、住宅関連指数が良好だったことからドルが買われた。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-10-27 09:15