成学社は25日線から冬期講習開始で連続最高純益を見直し割安修正期待高める
成学社 <2179> (JQS)は、前日比変わらずの690円で寄り付き、25日移動平均線水準での下値固めに煮詰まる感を強めている。12月14日から年間最大のイベントである冬期講習の授業が、スタートしグループの塾生数がピークを迎えることから、今3月期純利益の連続の過去最高更新を見直し割安修正期待の下値買いが続いている。主力の個別指導塾「フリーステップ」で、直営・フランチャイズ合計で300教室展開を目指す積極的な中期経営計画も、株価上昇を支援しそうだ。
■主力の個人指導塾「フリーステップ」で新規教室を積極開校
同社の今3月期業績は、売り上げ102億3900万円(前期比5%増)、経常利益6億5800万円(同1%増)、純利益3億5700万円(同9%増)と予想され、純利益は、前期の過去最高を連続更新する。11月13日に開示した今期第2四半期(2Q)累計業績は、クラス指導部門の塾生数が計画を下回り、先行した講師増強の投資負担や「フリーステップ」のフランチャイズ募集の広告宣伝費増も重なって期初予想を下ぶれて着地したが、3月通期業績は、ボリュームの大きい冬期特別講習の時期を控え塾生数がピークを迎えるとして期初予想に変更はなかった。
具体的には、クラス指導部門の今期塾生数は、前期の1万1118人から1万1476人、個別指導部門の塾生数も、同じく1万4397人から1万5349人に各増加を計画、2Qで4教室にとどまった新規教室の開設を年間10教室と積極化する。とくに「フリーステッップ」では、直営で年間10教室程度を新規開校し、フランチャイズでは太平洋ベルトの都市部を重点的に拡大し、2016年3月期までに100教室程度の展開を目標にしており、「フリーステップ」300教室の展開に拍車を掛け、中期経営計画で目指している塾生数3万人、連結売上高150億円達成に向けレベルアップを図る。
■2Q業績下ぶれ着地を織り込みPER11倍台の割安修正へ
株価は、今期の連続最高純益更新予想業績、連続増配を評価して買い進まれた年初来高値841円から601円まで調整、いったんは下げ過ぎ訂正で821円まで急伸したものの、2Q累計業績の下ぶれなどで再度、700円台を出没、25日移動平均線水準での下値固めに煮詰まり感を強めている。PERは11倍台と下げ過ぎを示唆しており、一段の戻りにトライしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
成学社<2179>(JQS)は、前日比変わらずの690円で寄り付き、25日移動平均線水準での下値固めに煮詰まる感を強めている。
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2013-12-19 10:45