【本日注目の通貨ペア】豪ドル/円:追い風はどこまで強まるか

本日、豪準備銀行(RBA)は予想通りに政策金利を1.50%に据え置いた。同時に発表した声明では、低インフレよりも住宅市場の加熱にやや懸念を示しており、追加利下げに前向きな姿勢は見えなかった。豪州の金利スワップ市場における12月利下げの確率は1割未満に低下しており、来年の3月時点でも2割に届かない。
また、本日発表された中国10月製造業PMIは、大企業・中小企業ともに2年超ぶりの水準に改善した。中国経済が元安効果によって製造業を中心に持ち直し始めたとすれば、豪ドルにとって利下げ観測後退に続く「追い風」となろう。また、中国景気の持ち直しは世界的なリスクオンムードを醸成しうる好材料と言えそうで、欧米勢がこれらを蒸し返す形で円売りが活発化する可能性もありそうだ。
豪ドル/円相場は、10月26日に付けた約3カ月ぶりの高値80.318円にあと一息に迫っており、これを越えれば7月15日高値81.509円まで上値余地が拡大する。もっとも市場には、クリントン米大統領候補の私用メール問題や原油価格の続落といった豪ドル/円に対する「逆風」も存在する。これらの「逆風」が収まるか否かも豪ドル/円相場にとって重要な要素となろう。 (執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
本日、豪準備銀行(RBA)は予想通りに政策金利を1.50%に据え置いた。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-11-01 16:15