トランプ大統領なら株も為替も暴落って本当?=為替王

アメリカ大統領選挙、直前予想! 為替(米ドル円)と株価(日経平均)はどう動くのか? ズバリ予想します。
■どちらが勝つか?
現時点で、クリントン候補が優勢と見られます。まだどちらに転ぶかわからない激戦州がいくつもありますが、トランプ候補はそのほとんどを制しないと勝利への道が見えてきません。クリントン候補が勝利する確率が、かなり高いと予想するのが妥当と思われます。
■クリントン氏勝利のケース
先々週までは、ほぼ100%クリントン氏が勝利すると思われていました。「メール問題」が再発したことにより、先行きに不透明さが出てきたことから、先週は、リスク回避的な動きにより、株が売られ、ドルも売られました。もし、クリントン氏が大方の予想通り勝利すれば、先週、下落した分のうち、いくらかは買い戻し(反発)が生じることが期待されます。
株価(日経平均) → 日経平均株価はとりあえず1万7千円台回復。ただ、1万7千円台前半の水準がやや重たくなっており、それ以上(1万7千円台後半への)大幅上昇は難しいかもしれません。
為替(米ドル円) → 選挙直前(週明け)に102円以下への円高へ傾いていたら、とりあえず、103円台回復が見込まれます。しかしながら、103円台がちょっと重石になっています。その水準を超えれば、先月の高値圏である105円も視野に入ってきます。もう少し長い目で、年末までの相場を見通しますと、クリントン氏勝利により、これまでのアメリカの景気回復、拡大および、来月の利上げの見方が強まることにより、年内に最大106円~107円台もあり得ると考えられます。
■トランプ氏勝利のケース
トランプ氏が勝利した場合、直ちに、アメリカ経済にとって悪い影響が出るわけではありません。トランプ氏が勝利したという理由だけで、相場が暴落する合理的な理由はありません。しかし、多くの投資家が過剰に不安視しているのが現実であり、不安が高まることにより、今年6月のイギリスEU離脱ショックの時のように、日本株だけが恥ずかしいくらい過剰反応して急落するリスクも完全には否定できません。
株価(日経平均) → 日経平均株価は1万6千円台にいくつも節目があります。急落した場合の下目メドは第一に1万6700円。そこを割り込みますと次に、1万6千円台前半も結構しっかりした壁があります(具体的には1万6400円あたり、次に1万6100円あたり)。よって、トランプ氏勝利でも1万6千円台で落ち着くのがメインシナリオです。もしも1万6千円を割り込むようならば、それは逆にチャンスかなと思います。
為替(米ドル円) → トランプ氏勝利で円高が加速した場合、第一のメドは101円近辺。次に、100円近辺から100円を少し割れたあたり。ざっと、101円~100円近辺が下値メドになると考えています。それ以上の急落があれば、それは行き過ぎとの判断になりますので、そういう場面があれば、それも逆張りで攻めるチャンスではないかと思います。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)
アメリカ大統領選挙、直前予想! 為替(米ドル円)と株価(日経平均)はどう動くのか? ズバリ予想します。(イメージ写真提供:123RF)
economic
2016-11-06 10:00