今週の為替相場見通し(2016年11月7日~)=為替王

為替は先週1ドル=102円台まで下がる場面もありましたが、週末は103円台をキープしました。これまでの流れを確認しておきますと、2016年の大きな流れ(長期トレンド)は、円高(ドル安)。その中で、10月は短期的な円安トレンドに入っていました。しかし、その短期円安トレンドも105円台までが限界で、先週、再び、短期チャートにおいて円高示唆に転換してしまいました。
今週は、アメリカ大統領選挙が注目されています。今年6月のイギリスEU離脱ショックのときもそうでしたが、結果的には、為替も株価もチャート分析における節目の近くで値動きが止まりましたので、今回も、冷静にチャート上のメドをしっかり押さえておくのが重要だと思います。現状、短期トレンドの方向性は下向き(円高)。具体的な円高メドは、第一に101円近辺。最大で100円を少し割れたあたり。
つまり、今週もし円高の動きが加速すれば、だいたい101円~100円近辺が下値メドになると考えられます。これは直近の相場エネルギーから計測したものであり、偶然ですが、今年これまでの安値圏(今年6月~9月に記録した安値圏)とほぼ一致しますので、比較的精度は高いと見てよいのではないかと思います。もしも、大統領選挙の混乱などで、その下値メドよりも、さらに円高になるような場面があれば、それは短期的には行き過ぎとの判断になり、いずれ戻ってくるなどの見通しも立てやすいかなと思います。現状、クリントン候補が優勢なので、確率が高いのは、クリントン候補勝利で、為替も株価も上昇するシナリオ。その場合、現状、1ドル=103円台にちょっとした壁ができており、上値を抑えられやすいと思われます。その壁を超えることができれば105円が視野に入ってきます。
トルコリラがいけません。先週また、テロとみられる爆発が発生、少数武装組織との対立など、不安が高まり、1リラ=32円台まで下がってきました。以前は、トルコリラ円の下値メドは32円と書いてきましたが、10月の相場エネルギーの蓄積が当初想定よりも膨らんでおり、現状、32円~31円台が下値メドとして考えられます。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)
為替は先週1ドル=102円台まで下がる場面もありましたが、週末は103円台をキープしました。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-11-07 08:30