【本日注目の通貨ペア】トルコリラ/円:重なるリラ安要因

 足もとのトルコリラ/円は、ドル/円相場が半月で10円超上昇したにもかかわらず、概ね32円台半ば~33円台半ばでもみ合いとなっている。トランポノミクスによるドル高の影響を受けてトルコリラが対ドルで過去最安値を更新した事や、今年7月下旬のトルコ国内でのクーデター後に国内景気が悪化している事などが重石となっている。  本日のトルコ中銀の金融政策発表について、政策金利の据え置き(7.50%)が広く予想されている。したがって政策金利に変更がなければ、市場の関心は声明に集まりそうだ。トルコリラ安については対ドルで顕著となっており、1か月で10%近くリラ安が進んでいる。トルコ国内外でリラ安を示唆する材料が出ている中、声明でトルコリラ安に懸念を示しただけでは足元のリラ安のトレンドに歯止めをかけるのは容易ではなさそうだ。トルコリラ/円は足元のレンジ下限に当たる32.397円(11月11日安値)を割ると、31.769円(11月9日の下ヒゲ1/2押し)が次の目処となるだろう。  なお、通貨安を防衛する上で利上げは有効な選択肢であるが、エルドアン大統領が利下げ志向を取り下げていない以上、トルコ中銀が利上げに踏み切る公算は小さいだろう。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
足もとのトルコリラ/円は、ドル/円相場が半月で10円超上昇したにもかかわらず、概ね32円台半ば~33円台半ばでもみ合いとなっている。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-11-24 17:30