【為替本日の注目点】ドル円の上昇止まらず

 東京市場では113円には届かなかったドル円は、欧州市場に入るとあっさり113円台に乗せ、113円53銭まで続伸。その後はNY市場が休場のため小動きに。  ユーロドルは1.05台でもみ合い。ドル円ほどの動意は見せず、1.0518までユーロ売りが進んだが1.05台は維持。ユーロ円は119円台後半まで続伸。 ドル/円112.74 ~ 113.53 ユーロ/ドル1.0518 ~ 1.0586 ユーロ/円119.20 ~ 119.76 NYダウ ----- → 19,083.18ドル GOLD -----  → 1,189.30ドル WTI  ----- → 47.96 ドル 米10年国債 ----- → 2.350% 本日の注目イベント 日   10月消費者物価指数 米   ブラックフライデー(株式、債券は短縮取引) 英   英7-9月期GDP(改定値)                               今回の急激なドル高は海外市場主導のため、海外で大台替えがあっても、東京市場ではドルの上値が重く高値更新はならないものの、その後再び海外市場に入ると、あっさりと大台を替えて戻ってくる。そんな展開が続いています。  昨日も同じような動きで、日経平均株価の上昇に伴い112円台後半までドルが買われたものの113円には届かず、上値の重さを意識する展開でした。しかし欧州時間になると、あっさりと113円台に乗せ、瞬く間に113円台半ばまで上昇しました。ストップロスを巻き込んでの動きと思われますが、昨日もこの欄で述べた様に、「押し目のない」相場展開で、なかなかこの流れに乗り切れない状況かと思われます。  今朝の経済紙では、株式市場でも同じような動きになっていて機関投資家もこの流れに乗れていないとの記事がありましたが、どちらも高値警戒感がちらつき、「この水準で買うのは・・・・」といった意識が、流れに乗れない最大の理由のようです。  ブルームバーグがまとめたフェデラルファンド(FF)金利先物市場の動向が示す12月の利上げ確率は、ついに100%まで来ました。この結果、最早12月利上げは材料になりません。市場は、2017年度中に何回利上げがあるのかに関心が移っています。これに関しても、既に来年6月末までの追加利上げの確率は60%を超えています。また一部には「2017年度中に利上げは3回ある」といった見方もあるようです。利上げ回数がタカ派的になると、債券市場では国債に売り圧力がかかり、長期金利の上昇につながります。このように考えると、これも将来の一つのドル高要因と考えられます。  ドル円も株価もかなり急激な上昇傾向を強めている状況ですが、本日もドル高を材料に堅調な株価が予想されます。もちろん、いつ反対の動きがあってもおかしくはありませんが、昨日も述べた通りなかなか「押し目」がありません。予想レンジは112円70銭~113円70銭程度とみていますが、トランプ氏の言動次第では、どちらにも大きく値を飛ばす可能性があることは言うまでもありません。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
東京市場では113円には届かなかったドル円は、欧州市場に入るとあっさり113円台に乗せ、113円53銭まで続伸。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-11-25 09:30