今週の為替相場見通し(2016年12月12日~)=為替王

為替が1ドル=115円に乗りました。約10カ月ぶりの円安水準です。11月以降の急速な円安について、テクニカル分析においては114円台が上値を抑える節目になっており、今月に入ってから、連日、その節目で円安の動きが止められて、113円へ反落する現象が、何度も繰り返されていました。強力な節目として作用していた114円台でしたが、今回の「トランプ相場」は、その強力な節目すらも突破しました。
トレンドの方向性としましては、上(円安方向)を向いたまま。いったいどこまで上がるのか(円安になるのか)? まずは、先月末から113円前後で保ち合った相場エネルギーを解析しますと、最も控えめにみて1ドル=115.5円あたりが出てきます。これはもう先週末ほぼ到達しました。次に、11月28日以降の吹き上げの流れや、直近のごく小さな保ち合いから計測しますと、116円台前半あたりでターゲットが重複しています。
したがいまして、今週は、116円台前半あたりが可能性の高い上値メドとして考えられるのではないかと思います。ただ、平常時はあまりそういうことはないのですが、年末特有の動きとして、同じ方向へ、一方的に動きが拡大する傾向がしばしば見られます。今回、アメリカ株、アメリカ長期金利、日経平均株価などで、テクニカル分析において、まだ上昇余地があるとの見方もでき、米ドル円も非常に強気に見るならば、最大で122円~123円という信じがたいようなターゲットが出ないこともありません。一方、今週何らかのショックが発生して、円安の流れが腰折れた場合、下値サポート帯は、一番近いところで113円台にあり、そこでは止まりやすいと考えられます。
次にユーロ米ドル相場。米ドル円のドル高(円安)の流れを見通す意味でも、ユーロ米ドル相場の動きはチェックしておきたいです。先日、一旦、ユーロ安(ドル高)が底打ちしたと判断して、上昇メド1.08台と予想。本当は、終値ベースでしっかりその水準を記録してほしいところでしたが、先週8日夜間に、ターゲット1.08台に到達。ターゲット到達後に、あっさり急反落。先週末も反落の流れが止まらず、1.05台まで下がってきました。
ブログでは10月の時点で、1.05台へ急落すると予想しており、先月、見事にそこまで到達。その後、反発メド(1.08)にも到達。そして今回また新たな下げの波動が生じ始めた可能性があります。米ドル円と同じようなことが言えますが、ドル高が一旦止まっていた部分の相場エネルギーが、また新たなドル高トレンドを生むと仮定するならば、次なるターゲットは1.03割れ。さらに最大限、大きく見積もって、1.01というこれまた非常に大きなターゲットも一応浮上することになります。(執筆者:為替王)
為替が1ドル=115円に乗りました。約10カ月ぶりの円安水準です。
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2016-12-12 08:30