【為替本日の注目点】ドル円118円を挟んでもみ合い

 ドル円は118円台半ばまで上昇したものの、米国の無人潜水機問題で円が買われ、117円46銭まで下落。その後は118円近辺まで戻して越週。ユーロドルは1.04台で堅調に推移。ドルが売られて、1.04台後半までユーロが買い戻される場面もあったが、上値は押えられ1.04台前半で取引を終える。  株式市場は反落。クリスマス休暇前に利益を確定しようとする動きもあり、2万ドルの大台を前に足踏みが続く。ダウは8ドル下落し、主要指数は揃って下落。債券相場は横ばい。中国海軍が米国の無人潜水機を接収したことで買われたが、小幅高に留まった。金は反発し、原油価格も1ドル上昇。 11月住宅着工件数  → 109万件 11月建設許可件数  → 120.1万件 ドル/円117.46 ~ 118.40 ユーロ/ドル1.0400 ~ 1.0474 ユーロ/円122.83 ~ 123.49 NYダウ -8.83 → 19,843.41ドル GOLD +7.60 →1,137.40ドル WTI  +1.00→ 51.90ドル 米10年国債 -0.008 → 2.592% 本日の注目イベント 日   11月貿易収支 中   中国 12月新築住宅価格 独   独12月IFO景況指数  ドル円は118円台で推移し118円40銭まで買われ、トランプラリーが依然として継続していると思われますが、先週金曜日は、中国海軍が米海軍調査船の無人潜水機を南シナ海で接収したとの報道を受け、円が買われる場面がありました。今朝の報道では中国は同機を返還するようですが、今回のトラブルでは市場への影響はそれほど大きなものにはならなかったようです。  NYダウは2万ドルの大台を前に足踏みをしており、こちらもクリスマス休暇ムードが漂う中、今週中にも2万ドルに乗せられるのかどうかが注目されます。もし2万ドルの大台を達成するようだと、債券価格が下落し、金利上昇に伴い、ドル円も119円を目指す動きになりそうです。ただ、それでも今週は利益確定の売りが出るのではないかとの見方もあります。欧米はクリスマスムード、日本もショートウィークエンドで参加者が減り動きが閑さんになりそうですが、例年とは異なり、レベルがレベルだけに、気を抜けない週になりそうです。  ここ数日は118円を挟んだ動きが続いています。118円台半ば近辺から上値は重いように見られる一方、117円台半ばからは底堅い動きを見せています。117円50-118円50銭のレンジをどちらに抜けるかが、今週から年末にかけてのトレンドを決定するような気もします。  本日は株価もやや軟調に推移するのではないかと予想していますが、ドル円も下値を試すのではないかと見ています。仮にドルが売られた場合、上記117円台半ばが維持できるかどうかがポイントになりそうです。もっとも、いつものように朝方は売られてもその後下げ渋って、118円台に戻すことも考えられますが、トランプラリーの息が思いのほか長く、このまま越年ということも考えられなくもありません。  今週は米GDP確定値やPECコアデフレータなどの経済指標が発表されます。金利上昇が鮮明になってきた状況下で、住宅関連指標の内容にも注目が集まりそうです。本日のレンジは117円30銭~118円30銭程度を予想します。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
ドル円は118円台半ばまで上昇したものの、米国の無人潜水機問題で円が買われ、117円46銭まで下落。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-12-19 09:45