今週の為替相場見通し(2016年12月26日~)=為替王

 為替の円安の勢いは1ドル=118円でストップ。先週は117円台を中心に、ほぼ横ばいで推移しました。海外ではクリスマス休暇に入ることもあって、市場は閑散としつつあり、今月15日以降は、それまでの市場の興奮状態が収まって、117円台を中心とした(116円台~118円台)、小さなレンジ相場を形成しています。いよいよ今年最後の1週間となりますが、年末年始だからといって油断は禁物。過去に、年末年始に急変したこともありました。  今週のポイントは、上方は118円近辺。その水準が上方のちょっとした抵抗帯になっています。もしも突破することができれば、120円の大台越えにつながる可能性があります。逆に、下方のポイントは117円近辺。軽い下値サポート帯となっており、その水準を割り込みますと、ちょっとした調整局面(具体的には115円~114円台)に入る可能性が高まります。短期トレード戦略としましては、どちらかにブレイクする前から、ポジションをとっておいて、逆方向にブレイクすれば素直にロスカット。想定通りの方向にブレイクすれば結果オーライ。といった戦略案も考えられます。ちなみに去年は、12月中に独自のチャート分析において売りシグナルが点灯していて、年始にそのまま急落しました。そういえば一昨年もそうでした(年末の時点で売りシグナルが点灯しており、年明けに急落)。今年も、年末、すなわち今週中にシグナルが点灯するのか注目ですね。  ドルの方向性を予想するうえでもチェックしておきたいのが、ユーロ米ドル相場の状況。米ドル円の形状とは若干違っていて、進行していたドル高(ユーロ安)が先週1.03台で止まって、少し反転したところです。方向性(ドル高・ユーロ安の方向性)に特に変化はありません。このままもう少し反発したとしても、1.05台~1.06台あたりが、かなり重たくなっていますし、今週もし、先週の安値を下回る動きがあれば、一段とユーロ安(ドル高)が加速するシナリオも考えられます。  トルコリラは、今年も結局、年末までずっと、テロ事件や、ロシアとの問題などの不安要因に振り回されました。とはいえ、今月上旬に、それまで抱えていた急落危機を脱したところまでお伝えしましたが、その後は、(度重なるマイナス材料にも負けずに)、意外なほど堅調に推移しています。やはり、今月上旬に、トレンド転換のシグナル(上昇シグナル)が点灯して、危機を脱したことが大きいと考えられます。現状、1リラ=33円が比較的しっかりしたサポート帯になっており、その水準を下値メドとして位置付けながら、反発トレンドの継続を期待したいです。引き続き、まずは34円台後半~35円近くが反発メドになります。(執筆者:為替王)(イメージ写真提供:123RF)
為替の円安の勢いは1ドル=118円でストップ。先週は117円台を中心に、ほぼ横ばいで推移しました。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-12-26 09:30