【為替本日の注目点】ドル高一服?

東京以外の市場はほぼ休場だったためドル円は117円台前半で動かず。ユーロドルも1.04台半ばで小動き。イタリア大手銀行モンテパスキ問題は影響せず。
ドル/円117.00 ~ 117.19
ユーロ/ドル1.0460 ~ 1.0466
ユーロ/円122.45 ~ 122.49
NYダウ ----- → 19,933.81ドル
GOLD ------ →1,133.60ドル
WTI ------ → 53.02ドル
米10年国債 ------ → 2.537%
本日の注目イベント
日 11月消費者物価指数
中 中国 11月工業利益
英 株式市場は休場
米 10月ケース・シラ-住宅価格指数
米 12月消費者信頼感指数
米 12月リッチモンド連銀製造業指数
昨日は東京市場が引けた後は、主要市場が全て休みのため動きはほとんどありません。本日もオーストラリアやニュージーランド、香港、それにロンドンも休場で夜9時ごろまでは小動きかと思いますが、NY市場が再開するため、それ以降は動きがあるかもしれません。経済指標も消費者マインドなどが発表されます。
先週のクリスマス休暇前から昨日までは、大きな動きはなかったもののやや円が買い戻される展開でした。117円までドル売りが進む場面もありましたが、これは中国の成長鈍化を懸念する動きから円が買われたものと思われます。
日本株も小幅ですが3日続落し、円もやや反発しており、ひょっとしたらこの辺りがトランプラリーの「終りの始まり」かもしれませんが、まだその兆候は鮮明ではありません。それにしても11月9日の大統領選を境に景色が一変し、トランプ効果がここまで、継続するとは思いませんでした。
確かに米国は世界最大の経済大国ですが、一国の大統領が変わっただけで米国だけではなく、こうも世界に影響を与えたことに驚きます。米経済成長を押し上げるばかりか、OECDの試算では世界のGDPを0.3%押し上げる効果があるそうです。2017年の成長率もIMFは鈍化すると予想していましたが、こちらも上方修正されそうです。一国の大統領の交代が世界の景気に大きな成長を与えた、まれな例ではないでしょうか。
日銀が年80兆円もの国債を購入し、資金を市場にジャブジャブ供給し、さらにマイナス金利まで導入しても止まらなかった円高が、トランプ氏が勝利しただけで、約17円もの円安に振れました。問題は、この効果が来年1月20日に大統領に就任した以降も続くのかという点です。トランプ氏の、米国の利益を最優先する政策や保護主義と、足元で進んでいるドル高が相容れないことは明らかです。それでも多くの投資家は、株高と金利高を材料に大量のドル買いを進めて来ました。来年もこのまま同じペースでドルが買われるとは思えませんが、どこで反転するのか見極めるのは容易ではありません。
本日も上述のように小動きが予想されますが、やや上値の重い展開を想定しています。日足チャートを見ても、12月15日の118円67銭を高値に徐々に上値が切り下がっているのが確認できます。依然として底堅いとは思いますが、116円台半ばを割りこむと、ドル売りが加速する可能性があるのではないかと思います。
予想レンジは116円50銭~117円70銭程度とします。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
東京以外の市場はほぼ休場だったためドル円は117円台前半で動かず。ユーロドルも1.04台半ばで小動き。イタリア大手銀行モンテパスキ問題は影響せず。(イメージ写真提供:123RF)
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2016-12-27 09:15