ブロードリーフは下値確認し本格出直り、公衆無線LANサービスを開始
自動車アフターマーケットを中心としたITサービスの開発・販売などを手がける、ブロードリーフ <3673> は、12月19日(木)48円高の(+2.52%)の1954円と3営業日続伸、一時1958円まで買われ下値確認から出直っている。公衆無線LANサービスの開始を材料視。大幅増益見通しの好実態も見直されており、中長期で注目されそうだ。
18日に同社は株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス(本社:東京都中央区、代表取締役長大塚浩司)との業務提携により、来店する顧客がWi-Fiによるインターネット接続を楽しめる環境が簡単に構築できる、店舗向けWi-Fiサービス「BroardLeaf Wi-Fi」を2014年1月から販売を開始すると発表した。
同社は、今秋から新たに「街のカーウンセラー」ブランドを立ち上げ、自動車整備工場の集客支援を通じた、一般消費者向けのアプローチを開始している。「街のカーウンセラー」認定自動車整備士の店舗に来店した顧客の満足度の向上や、宿泊施設や各種店舗における顧客の利便性の向上を図るため、Wi-Fiサービスを積極的に販売することへの期待感が高まる。
足元の業績、「産業プラットフォーム」上での顧客企業への事業支援ITサービスの拡大に注力。主力の整備・鈑金事業者、自動車部品卸商、リサイクル事業者などのユーザー向けのネットワーク型の業務アプリケーションの販売を引き続き強化し、2013年12月期業績予想は、売上高178億5100万円(前期比14.1%増)、営業利益40億4200万円(同91.2%増)、経常利益39億5200万円(同94.2%増)、純利益20億8900万円(同2.6倍)を見込む。年間配当は期末一括17円50銭を予定している。
同社は本年9月19日に次世代自動車ビジネスの創出を目的とした研究会「次世代オートアフタービジネス研究会」を全国約1600社のネットワークによる自動車整備企業集団の全日本ロータス同友会、ブロードリーフの第3位大株主のオートバックスセブン、パイオニア、NTTドコモと設立。自動車販売後の整備・メンテナンス分野や自動車保険の事故対応分野など、新たな自動車アフターサービス領域の拡大に対応した連携で、将来的にブロードリーフの収益機会が増えると期待される。
株価は、5月14日につけた上場来の高値2777円から3月22日の上場来の安値1180円まで調整を挟んで10月23日高値2371円と上昇。その後、11月12日安値1809円、12月16日安値1822円と売り直されて下値を確認した感がある。今月は配当取りも意識されるほか、14年12月期は2ケタ増益を観測されており、上値抵抗線である11月26日高値2169円突破から一段高へ向かうか注目したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
自動車アフターマーケットを中心としたITサービスの開発・販売などを手がける、ブロードリーフ<3673>(東1)は、12月19日(木)48円高の(+2.52%)の1954円と3営業日続伸、一時1958円まで買われ下値確認から出直っている。
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2013-12-20 09:45