<14日の注目銘柄>=富士ソフト、メドピア、ビーグリーなど

▽富士ソフト <9749>
20年12月期上期(1-6月)の連結業績は、売上高1225億6800万円(前年同期比7.9%増)、営業利益84億4600万円(同26.2%増)で、営業利益の通期予想136億円(前期比2.5%増)に対する進ちょく率は62.1%となっている。「ファシリティ」は減収・減益だったが、主力の「SI(システムインテグレーション)」が営業利益を77億8800万円(同40.6%増)に伸ばして全体をけん引した。同事業では、組込系/制御系ソフトウェアは自動車関連や社会インフラ系が好調に推移したことで増収となり、自動車関連の原価率の改善等により増益。業務系ソフトウェアは流通・サービス向け、製造業向け中心の好調な推移で増収・増益となり、プロダクト・サービスはライセンス販売やグループ会社の製品販売増で増収・増益。アウトソーシングは流通・サービス向けの減少等で減収となったが、利益率の高い運用・保守案件の割合増加で増益と、全分野で増益を達成している。
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▽メドピア <6095>
20年9月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の52億円から52億5000万円(前期比72.4%増)に、営業利益を8億2000万円から10億7000万円(同91.6%増)にそれぞれ引き上げている。新型コロナウイルス感染症の影響長期化で医学会関連サービスには減収を見込むものの、各製薬企業が医師への情報提供をオンラインに切り替える動きを加速させる中、薬剤評価掲示板、Web講演会など主要サービスの受注および売上高が拡大する見通しとなっている。20年9月期第3四半期累計(19年10月-20年6月)は、売上高36億5900万円(前年同期比62.8%増)、営業利益7億3300万円(同92.9%増)だった。
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▽ビーグリー <3981>
20年12月期上期(1-6月)の単体業績予想を上方修正。売上高を従来の54億4600万円から55億2400万円(前年同期比9.9%増)に、営業利益を3億7600万円から5億6400万円(同97.2%増)にそれぞれ引き上げている。売上高は、まんが王国のサービス改善やブランディング強化に注力したことにより、会員数の増加およびサイト活性化が促されたことが主な要因。利益面は増収効果に加え、効率重視の広告宣伝活動が大きく寄与している。
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▽マイネット <3928>
20年12月期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の110億円から115億円(前期比1.3%減)に、営業損益を7億5000万円の黒字から11億円の黒字(前期は7億7400万円の赤字)にそれぞれ引き上げている。
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▽キュービーネットホールディングス <6571>
20年6月期の連結業績(IFRS)は、売上収益190億8900万円(前期比8.5%減)、営業利益2億3900万円(同87.8%減)。減収・大幅減益ではあるが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴った全店臨時休業後の営業再開が想定よりも早く進んだこと、および来店客数の上ブレにより、売上収益で4億1700万円、営業利益で4600万円それぞれ従来予想を上回っている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<14日の注目銘柄>=富士ソフト、メドピア、ビーグリーなど
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2020-08-13 18:15