【香港IPO】希土類永久磁石の金力永磁の初値は公開価格を8.88%下回る

金力永磁(6680)が1月14日、香港メインボードに新規上場した。公開価格33.80香港ドルに対し、初値は30.80香港ドルで公開価格を8.88%下回った。その後、28.00香港ドルの安値がある。
同社は高性能希土類永久磁石の大手メーカー。2020年の高性能REPM生産量で世界第1位にランクされ、市場シェアは約14.5%だった。創業以来、新エネルギー、省エネ、環境保護の分野で世界的に使用されている高性能NdFeB希土類永久磁石の研究開発、製造、販売に注力してきた。同社の製品は、新エネルギー車(NEV)および自動車部品、永久磁気風力タービン発電機(PM風力タービン発電機)、省エネ可変周波数エアコン(省エネVFAC)など幅広い用途がある。
同社のA株は、2018年9月から深セン証券取引所のChiNext市場(証券コード:300748)に上場している。
2020年12月期の売上高は22億8866万人民元(前年同期比40.40%増)、税前利益は2億7872万人民元(同55.93%増)。21年6月期6カ月間の売上高は17億6646万人民元(前年同期比92.94%増)、税前利益は2億4711万人民元(前年同期比138.27%増)。
上場に伴う公募で約44億3950万香港ドル(約657億円)を調達する見込みだが、その使途は、約35%を寧波の生産拠点の建設に充てる。約25%はグローバル展開のための買収に備えて使用する予定。約20%は研究開発に使用する計画だ。その他は、借入金の返済や運転資金に充当する。(イメージ写真提供:123RF)
金力永磁(6680)が1月14日、香港メインボードに新規上場した。公開価格33.80香港ドルに対し、初値は30.80香港ドルで公開価格を8.88%下回った。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-01-14 12:30