【北京IPO】ノートPC用電子ケーブルユニットの重慶市泓禧科技、初値は公開価格とほぼ同額

ノートPCなどの電子ケーブルユニットを製造する重慶市泓禧科技(871857/北京)が2月28日、北京証券取引所メインボードに新規上場した。公開価格12.00元に対し、初値は0.08%高い12.01元だった。
同社は2010年設立の民営企業で、17年に株式会社化した。高精度な電子ケーブルユニット、および、小型電気音量装置の設計、研究開発、生産、販売を主業務としている。極細同軸ケーブルユニット、極細テフロンケーブルユニット、小型拡声器などが主要製品で、コンパル・エレクトロニクス(仁宝)、インベンテック(英業達)、クアンタ・コンピュータ(広達)、聯宝、ウィストロン(緯創資通)、上海華勤通訊技術といった台湾や中国大陸のOEM/ODM企業を顧客とし、HPやレノボ、デル、ASUS、Acerなどのパソコンに利用されている。売上構成は高精度電子ケーブルユニットが80%強で、ノートパソコン分野における高精度電子ケーブルユニット出荷市場シェアは約20%となっている。
2020年12月期の売上高は4億3550万元(前期比38.67%増)、純利益は3791万元(同32.53%増)。2021年1〜9月期の売上高は3億8949万元(前年同期比18.80%)、純利益は3040万元(同9.72%増)。
新規上場に伴い調達予定の1億5154万元(約27億7000万円)は、約22%の3358万元を年産1300万本の高精度電子線ユニット生産ライン建設プロジェクトに、約25%の3795万元を年産1700万個の新型・超小型拡声器生産ライン建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
ノートPCなどの電子ケーブルユニットを製造する重慶市泓禧科技(871857/北京)が2月28日、北京証券取引所メインボードに新規上場した。公開価格12.00元に対し、初値は0.08%高い12.01元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-02-28 14:30