【上海IPO】精密レーザー加工設備の蘇州徳龍激光、初値は公開価格より13.85%低い26.00元

 精密レーザー加工設備を製造する蘇州徳龍激光(688170/上海)が4月29日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格30.18元に対し、初値は13.85%低い26.00元だった。  同社は2005年設立で、12年に株式会社化した。精密レーザー加工設備、レーザー装置の研究開発、生産、販売およびレーザー設備のリース、レーザー加工サービスを主業務としている。21年12月期の売上構成は、精密レーザー加工設備が73.95%、レーザー装置が10.46%、レーザー設備リースが2.05%、レーザー加工サービスが5.08%。20年の中国大陸における汎用半導体レーザー設備売上高ランキングでは3位、シェアは15%だった。また、ディスプレイパネル向けレーザー切削設備の販売量シェアは12%で業界3位だ。  2021年12月期の売上高は5億4931万元(前期比31.08%増)、純利益は8771万元(同30.47%増)。22年1〜3月期の業績予測は、売上高が1億2900万〜1億4200万元(前年同期比13.56〜25.00%増)、純利益が2225万〜2725万元(同1.02〜23.73%増)となっている。  新規上場に伴い調達予定の4億5000万元(約89億円)は、約37%の1億6438万元を精密レーザー加工設備生産能力拡大プロジェクトに、約19%の8646万元をナノ秒パルス紫外線レーザー・超短パルスレーザー装置生産能力拡大プロジェクトに、約13%の5917万元を研究開発センター建設プロジェクトに、約5%の2212万元をカスタマーサービスネットワーク構築プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
精密レーザー加工設備を製造する蘇州徳龍激光(688170/上海)が4月29日、上海証券取引所の科創板に新規上場した。公開価格30.18元に対し、初値は13.85%低い26.00元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-04-29 14:00