【香港IPO】百徳医療投資HD、5日に予定していた新規上場を直前に延期

10月5日に香港証券取引所メインボードへの上場を予定していた百徳医療投資HD(06678/香港)が、前営業日の3日夜に突如上場延期を発表した。
同社はマイクロ波アブレーション医療機器の開発、販売を主業務としている。主に甲状腺結節、肝臓がん、肺がん、乳腺結節など良性腫瘍、悪性腫瘍の治療を目的としたもので、21年における中国国内の甲状腺結節、乳腺結節向けマイクロ波アブレーション医療機器業界最大のサプライヤーで、中国のマイクロ波アブレーション医療機器全体の市場シェアは業界3位となっている。
21年12月期の売上高は1億8866万人民元(前期比59.50%増)、当期純利益は7485万元(同60.32%増)。22年1〜5月期の売上高は6376万元(前年同期比6.98%増)、純利益は2114万元(同4.46%減)。
新規上場にあたり同社は4508万株を発行予定で、3日に行われたグレーマーケット(上場前の相対取引)では公開価格1.40香港ドルを40.71%下回る0.83元の値が付いていた。しかしその後、同3日午後11時前(香港時間)に香港証券取引所で上場延期の公告を発表した。
上場延期の理由について同社は「監督管理機関からの問い合わせに回答するために、より多くの時間が必要である」と判断したためとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
10月5日に香港証券取引所メインボードへの上場を予定していた百徳医療投資HD(06678/香港)が、前営業日の3日夜に突如上場延期を発表した。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-10-04 23:30