【上海IPO】7ナノ半導体設備精密部品メーカーの瀋陽富創精密設備、初値は公開価格を71.47%上回る120.01元

 半導体設備精密部品メーカーの瀋陽富創精密設備(688409/上海)が10月10日、上海証券取引所科創板に新規上場した。公開価格69.99元に対し、初値は71.47%高い120.01元だった。終値は同51.02%高の105.70元だった。  同社は2008年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。中国国内における半導体設備精密部品のリーディングカンパニーであり、世界でも数少ない7ナノプロセス半導体設備の精密部品の量産を実現したメーカー。主な製品はプロセス部品、構造部品、モジュール製品、ガス管路で、東京エレクトロン、日立ハイテク、ASMインターナショナルなどの半導体設備メーカーに製品を提供するとともに、半導体の中国国産供給体系構築にも寄与している。20年における、世界の半導体設備部品市場におけるシェアは0.8%で。  21年12月期間の売上高は8億4312万元、純利益は1億2144万元。22年4〜6月期の売上高は3億1728万元(前年同期比60.34%増)、純利益は5897万元(同2.34倍)。  新規上場に伴い調達予定の16億元(約326億円)は、約63%の10億元を集積回路設備部品全工程スマート製造化生産拠点建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
半導体設備精密部品メーカーの瀋陽富創精密設備(688409/上海)が10月10日、上海証券取引所科創板に新規上場した。公開価格69.99元に対し、初値は71.47%高い120.01元だった。終値は同51.02%高の105.70元だった。(イメージ写真提供:123RF)
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2022-10-10 17:45